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Vol.55:弐(ギルガメッシュ)

時にラウドに、時にポップにと多彩な音楽性を持ち、高い演奏力に裏付けされたバンド・サウンドと打ち込みを駆使したシーケンスの融合で海外でも熱狂的な支持を受けているギルガメッシュ。その中核を担うギタリスト弐に2011年を振り返ってもらいながら、2012年2月に予定されている13日連続公演、そしてステージで愛用しているボス・コンパクト・エフェクターについて話を聞いた。

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「再会」というバラード曲は昔だったら作れなかった。こんな曲を作れるようになるなんて、自分たちでもテンションが上がった

─ 2011年は、ギルガメッシュにとってどんな年でしたか?

弐:忙しかったと言うか、めまぐるしい1年でしたね。久しぶりの海外ツアーもあったし、そこでまた新しい刺激を受けることもできました。どういうアルバムを作るかとか、どういうツアーにするとか、とにかく考えることが多かった1年間で、普段は使わない頭をものすごく使ったので、疲れましたね(笑)。

─ 約1年前にリリースしたアルバム『GO』の制作やツアーを通して得たものは何でしたか?

弐:音楽って、激しくてヘビーだから「激しい曲だ」っていうだけではないじゃないですか。例えば、B'zの「ウルトラソウル」なんて、めちゃくちゃ歌モノだけど、激しい曲ですよね。そういう部分も含めて、『GO』を制作するにあたってまず考えたことは、心から楽しめるようなアルバムを作りたいということ。「そういうアルバムを作って、ツアーも激しいだけじゃなくて、もっとお客さんとの距離を近くして、場を暖めていけるライブにしたい」という想いを、メンバーに伝えました。他のメンバーも、また違った視点でいろいろ考えていたと思いますが、全体的には、激しさやヘビーというだけではないアルバムやライブを目指そうという意識はありましたね。

▲ギルガメッシュのメンバー。左から、弐(Gt)、左迅(Vo)、Яyo(Dr)、愁(Bs)。

─ 確かに『GO』に収録された楽曲は、曲ごとの方向性も幅広いですし、1曲の中でも構成によってさまざまな要素が盛り込まれている、とてもバラエティに富んだ作品ですね。

弐:ギルガメッシュがこれまでにやってきた音楽、そこからの振幅が、また大きく広げられたなと感じています。アルバムに「再会」というバラード曲が収録されているんですけど、こういう曲って、昔だったら作れなかったんじゃないかな? 先ほど言ったような意識が持てたから生み出せた曲だと思うし、自分たちの成長を感じられる1曲です。爽やかで、青空と白い雲みたいな、こんな曲を作れるようになるなんて、自分たちでもテンションが上がりましたよ(笑)。そういう意味では、『GO』はファンのみなさんの中では賛否両論あるのかもしれませんが、自分たちが「これだ!」と思えた楽曲ばかりなので、制作で迷いはありませんでしたね。

─ ギターに関して言うと、編成的にはシングル・ギターですが、ツイン・ギター的なフレーズの絡みがあったり、オーバー・ダビングによるギター・アンサンブルの面白さを感じました。

弐:ギターは1人なんですけど、どんどんフレーズを重ねたくなっちゃうんですよ(笑)。「ここに、こういうギターがあったらいいな」「ここでハモリが来ると気持ちイイな」って、どんどん詰め込んじゃって、その結果、ライブで再現できなくなってしまって(笑)。そこは同期でカバーしてるんですけど、ギターを何本も重ねるという癖は、B'zの松本(孝弘)さんから受けた影響がすごく大きくて。昔はギター・ソロも全然弾かずに、バンドの一体感や勢いで勝負という気持ちだったんですが、このアルバムからは、ギター・ソロも弾くようになったんです。

─ 普段はどのように曲作りをしているのですか?

弐:各人が曲を作りますが、基本的には、オレとЯyo(Dr)の2人で制作することが多いです。アイツの家に行って、パソコンでギターを録りながら、次の作品をどうしていくかって意見をぶつけ合って。Яyoはベースやギター、ピアノも弾けるので、オレがギターでコードを考えている間にЯyoが鍵盤のアイデアを練ったりして、曲の土台が固まったらメンバーに聴かせるんです。そこで「もうちょっと、こういう風にしたらいいんじゃないか」っていう意見が出れば、それを取り入れてもう1回再構築して、そこからスタジオに入ってどんどん詰めていく感じですね。

─ ギターの重ね方などは、どの段階で決めていくのですか?

弐:原曲を作る段階で考えることもありますし、曲を詰めていく中で「これを入れてみよう」っていう時もあります。それに、ちょっと曲を寝かせてみないとアイデアが浮かばないっていう場合もありますね。そういう時は、Яyoに「お前だったらどう入れる?」って意見を聞くこともあります。フレーズに関しては、結構お互いにアレコレと指摘し合いますね。「このフレーズはボーカルの邪魔をするからやめよう」とか、音を出しながら考えたり。

─ まず一度入れたいだけ入れてみて、そこから引き算することも?

弐:そういうこともあります。「こんだけ盛ってみたんだけど、どう?」みたいな感じで。Яyoがメイン・コンポーザーなので、オレがギターを入れ過ぎた時には、アイツが「それは盛り過ぎ」って言ってくれるんです(笑)。

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Profile

ギルガメッシュ

地元・千葉県を中心に2004年から活動を開始し、2006年9月に初のフル・アルバム『13's reborn』を発表。 ヘヴィなミクスチャー・サウンドは海外でも評価が高く、2008年1月に初のヨーロッパ・ツアー(全6公演)を行ない好評を博す。その後もライブと音源制作を意欲的に行い、2011年1月にはアルバム『GO』を発表し、2月5日に地元・千葉県市川市文化会館で初のホール・コンサートを開催。3月には約2年ぶりとなるワールド・ツアーを敢行し、4月には配信限定のチャリティー・ソング「pray」を発表する。2012年2月22日に、先の市川市文化会館ライブを収録したDVD『凱旋公演"CHIBA"』をリリースし、2月27日からは渋谷WWWで13日連続公演が予定されている。

オフィシャル・サイト:
http://www.girugamesh.jp/

Information

CD

『GO』

XNDC-10056 ¥3,150

DVD

『凱旋公演"CHIBA"』

2012年2月22日発売
XNDC-50009 ¥4,200

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