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Vol.57:みさこ(神聖かまってちゃん)

動画サイトで自らの楽曲を公開し、その音楽性と衝撃的なライブで熱狂的な支持を集める4人組みロック・バンド、神聖かまってちゃん。「ネット・カルチャー発」という枠を飛び越え、各方面で話題沸騰中のこのバンドで独特な存在感を醸し出す紅一点ドラマーみさこに、神聖かまってちゃんの話、ドラムの話、そしてB.B.クイーンズとのコラボレーション“B.B.かまってちゃん”についての話を聞きながら、最新V-Drums Lite HD-3のフィーリングを確かめてもらった。

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男の子のドラムはパワフルで迫力がある。それを女の子がやったら面白いんじゃないかって思って音の強さやフォームも意識するようになった

─ 話題のB.B.クイーンズとのコラボレーション“B.B.かまってちゃん”ですが、まずこのコラボレーションが実現するに至った経緯を教えてください。

みさこ:昔から(神聖)かまってちゃんのライブSEで、B.B.クイーンズさんの「夢のENDはいつも目覚まし!」を使わせていただいていたんです。そうしたらB.B.クイーンズさんが再結成なさって、じゃあ何か一緒にできればということで、実は昨年3月に予定していた国技館ライブで、リアル演奏をしていただくという演出案があったんです。残念ながら、そのライブは(震災の影響で)中止になったんですが、その代わりにまた何か……と話しているうちに、こんなに大きなことになってしまいました(笑)。

─ タイトル曲のコラボレーションに加えて、お互いの曲をカバーし合うという面白いシングルになっていますよね。かまってちゃんとしては、「ドレミファだいじょーぶ」をどのような感じでカバーしたのですか?

みさこ:私たちが、どなたかの曲を音源でカバーするということ自体が初めてだったので、とにかく「何をしたらいいんだろう?」っていうところから始まりました。しかも、いつものようにの子さん(Vo/Gt)が引っ張って行ってくれるのかと思いきや、予想外に何も言わずにギターを弾くだけで(笑)。だから、私は普段あまり意見を言わないんですけど「出だしは、ちょっと変えた方がいいんじゃない?」とかって言ったことが、どんどん通ってしまって(爆笑)。もちろん、ある程度の形になってきてからは、の子さんがどんどんアイデアを出して曲がまとまっていったんですけど、今回はメンバー全員でアレンジしたという感じでしたね。ボーカルも「誰が歌おうか?」っていう話になって、とりあえず全員で歌を録ってみて。

─ それで、最終的には誰がメイン・ボーカルに?

みさこ:録ったものを聴いたら、結果、私がいいんじゃないかっていうことになりました(笑)。でも、途中でmonoくん(key)がメイン・ボーカルを乗っ取るシーンもあったり、ガヤが入ったりと、みんなでワイワイした感じの、かまってちゃんらしいカバーにできたと思ってます。

─ 一方のB.B.クイーンズは、かまってちゃんの曲「ロックンロールは鳴り止まないっ」をカバーしていますが、こちらの感想は?

みさこ:B.B.クイーンズさんって、「憧れ」すらも通り越して、もう完全に別世界の人たちという感覚でしたから、そういう方々に自分たちの曲をカバーしていただいて、しかも「こういう風になるのか」っていう驚きが新鮮でした。B.B.クイーンズさんの音楽って、明るくて、カワイイというイメージがあるじゃないですか。でも、そのイメージともちょっと違う雰囲気で、カッコいいんですよ。原曲のロックっぽさを大事にしてくださっていて、しかも、の子さんのカッコよさともまた違うロックンロールで、メンバー全員、感動しました。

─ 2009年3月にCDデビューしてから、今回のコラボレーションまでの2年間は本当にあっという間だったと思いますが、みさこさんが2008年にバンドに加入した時点では、まだ仕事をしながらバンド活動をしていたそうですね。その時で、プロになることは意識していたのですか?

みさこ:頭の中では「バンドは趣味で」とは考えていたんですけど、かまってちゃんに入って、自分がすごく波に乗った感覚があったんです。まあバンド自体は、当時はまったく波には乗れてなかったんですけど(笑)、でもこのバンドにいたら面白い経験ができるんじゃないかっていう可能性を、ものすごく感じたんです。「ここで足を止めちゃったらもったいないな」って思ったんです。ですから「バンドで食べていきたい」というよりも、「かまってちゃんを続けたい」という感覚ですね。他のバンドだったら、仕事は辞めてなかったと思います。

▲神聖かまってちゃんのメンバー。左から、ちばぎん(Bs)、みさこ(Dr)、mono(Key)、の子(Vo/Gt)。

─ そこまで決意できるほどにみさこさんが感じた、かまってちゃんの魅力とは?

みさこ:の子さんが作る曲の良さはもちろんですけど、やっぱりライブ感ですね。私は結局、ライブが好きで音楽をやっているんだと思います。それと、スタジオに入った時の、の子さんがキラキラしている感じ。ああ、この人はフロントマンなんだなって思わせるオーラですね。今まで、そういう人と一緒にバンドをやれるという機会がありませんでしたから。それにメンバー全員、趣味がバラバラと言えばバラバラなんですけど、音楽的な根っこの感覚は似ているんです。だからの子さんの曲の良さは、十分理解しているつもりです。

─ なるほど。その中でも、確かにかまってちゃんのライブ・パフォーマンスは強烈なインパクトがありますが、みさこさん自身のドラミングも、とてもパワフルですよね。初めてライブを観た時に、驚きました。

みさこ:私が加入する前のドラムがちばぎん(Bs)だったこともあって、私が叩き始めた時は「気合が足りない」とか「バス・ドラムの音が小さい!」って、ずっと言われてたんです(笑)。それで、だんだん強く叩くようになって。やっぱり男の子のドラムってパワフルですし、見た目的にもリーチが長いから、迫力があるんですよね。だから、自分がパワフルなプレイが好きというよりも、そういう叩き方をしようと意識している部分はあります。そう考えている時に、KING BROTHERSの演奏を観たんです。すごくパワフルだし、見た目も大きくて、あれを女の子がやったら面白いんじゃないかって思ってから、音の強さはもちろん、フォームも意識するようになりました。

─ そこは、みさこさん主宰の女性ツイン・ドラム・ユニット“バンドじゃないもん!”とは、まったく感覚は違うものですか?

みさこ:そうですね。かまってちゃんでは「重く、図太く」っていうドラムのイメージですが、“バンドじゃないもん!”では、もうちょっとタイトなリズムを意識して、スネアのピッチも高めに上げています。それでも、ステージにいるのがドラムの2人だけということもあって、他の女性ユニットよりもパフォーマンスの要素が薄いので、フォームは大きくするようには意識していますが、そのうえで、かっちゃん(Dr)とのマッチングのよさを大切にするように考えています。

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Profile

神聖かまってちゃん

幼稚園の同級生である、の子(Vo/Gt)、mono(Key)、ちばぎん(Bs)の前身バンドにメンバー募集でみさこ(Dr)を加え、2008年頃から活動開始。2chのバンド板で自作自演、YouTubeでのデモ曲&PV、インターネット生放送を利用しての動画配信で話題となり、2010年3月に1stミニ・アルバム『友だちを殺してまで。』発売。NHK番組「MJ」でのパフォーマンスで、さらに話題沸騰となり、現在3万枚を越えるロング・セールスを記録中。9月に渋谷AXで行われた初の自主企画では、ステージ上の巨大LEDモニターに、ニコ動&USTREAM同時配信のライブを見せながら圧巻のステージを展開するなど、ロックの歴史に新たなページを刻み続けている。

オフィシャル・サイト:
http://www.kamattechan.com/

Information

CD

B.B.かまってちゃん(B.B.クィーンズ×神聖かまってちゃん)
『夢のENDはいつも目覚まし!』 

WPCL-11062 ¥1,200

神聖かまってちゃん
『8月32日へ』 

WPCL-10988 ¥2,800

LIVE
『夢のENDは鳴り止まないっツアー』

3/27(火) 大阪・ZEPP OSAKA
3/28(水) 愛知・ZEPP NAGOYA
4/10(火) 東京・ZEPP TOKYO

『ROCKS TOKYO 2012』

5/27(日) 東京・新木場若洲公園

※詳細は、上記オフィシャル・サイトをご覧ください。

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