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音と鍵盤のこだわり♪

PHA ll アイボリー・フィール鍵盤(エスケープメント付)

▲PHA ll アイボリー・フィール鍵盤(エスケープメント付)

HP207のピアノ音源は、世界中の銘器と呼ばれる様々なコンサート・グランドピアノの88鍵すべてを一鍵ごとに丁寧にサンプリングした「88鍵ステレオ・マルチサンプリング・ピアノ音源」。指にすっとなじむ鍵盤にも、大変感動しました。鍵盤は以前からのPHA鍵盤がさらに進化し、強く弾いたときの手応え感が特にアップしたとのこと。確かにしっかりした弾き応えがあります。もちろんグランドピアノ独特のクリック感を再現したエスケープメントが付いています。

その鍵盤に触れた時に、指にすっと馴染む感じ......、これは今回HPシリーズに初めて搭載されたアイボリー・フィール鍵盤。最高級のグランドピアノに使われる象牙の白鍵、黒檀の黒鍵の手触りと見た目を忠実に再現したものだそうです。この鍵盤はアコースティック・ピアノの鍵盤と同じように「基材+表面材」の2ピース構造になっているそうで、鍵盤の横は木目調の色になっています。鍵盤タッチについて詳しくは、ローランドの製品ホームーページにて、動画で詳しく説明されています。[タッチへのこだわり]を参照してください。

自分好みの鍵盤に♪

自分の好みの状態に鍵盤タッチを調整して、いつでもその状態で演奏できるように楽器にその設定を記憶させることができます。カスタマイズできるのはデジタルピアノならではですね。

キー・タッチボタン付近

▲キー・タッチボタン付近

キー・タッチボタンを押したら、[+][−]ボタンで「非常に軽い」「軽い」「標準」「重い」「非常に重い」そして鍵盤を弾く強さに関係なく一定の強さで鳴らす「固定」まで選択することが出来ます。そして、そこからさらに「キー・タッチ・オフセット」という機能を使ってなんと100段階で細かくタッチ感を調整することができました! さらにHP207には、自分好みのピアノの音を作る[ピアノ・デザイナー]という機能があります。ここは、また別の機会に詳しく紹介しますが、タッチに関しても、納得いくまで調整することができます。

ピアノ・デザイナー トップから鍵盤設定の画面に

▲ピアノ・デザイナー トップから鍵盤設定の画面に

ピアノ・デザイナー、鍵盤

▲ピアノ・デザイナー、鍵盤

キー・タッチだけでなく、鍵盤をそっと弾くとハンマーがゆるやかに動き、発音のタイミングが微妙に遅れるというグランドピアノ特有の演奏感を再現する「ハンマー・レスポンス」や、ハンマーが弦を叩く音を再現する「ハンマー・ノイズ」まで設定できるんですよ。そのほか、弦の共鳴や微妙な余韻の変化、チューニングや調律などの設定もできて、これらの様々な設定はメモリー・バックアップという操作をすることにより、ピアノに記憶されます。このような設定が自分でできることが分かると、ピアノという楽器の構造や調律についても、深く勉強したくなりますね!

実際に弾いて確かめてください♪

さてHP207をざっとご紹介しましたいかがでしたか? デジタル技術の世界は10年ひと昔でなく10年大昔!なんて言われていますよね。楽器としてどこまで進化しているのか、まずはお近くの楽器店で最新のローランドピアノ・デジタルを試弾していただきたいです。試弾する時は、お店の人にお願いして、適正な高さの椅子に座って、音や鍵盤をしっかりと確かめて下さいね。その際、音量も小さすぎてはいけませんよ。全国のローランド・フォレスタには最新ラインナップがすべて揃っています。

あなたにぴったりの1台が見つかるといいですね。次回はHP207のレッスンでの活用法をいろいろとご紹介します。お楽しみに。

 

笹田優美

profile:笹田優美(ささだ ゆうみ)
国立音楽大学教育音楽学科在学中よりローランドのデモンストレーターとして活動。吉祥寺系アングラバンド"KORIE-DAN"でピアノ&シンセサイザーを担当し"曼荼羅" をベースに定期的にライブを行う。大学卒業後、高校教師(音楽科)を経て、ローランドの教材開発スタッフおよびクラシック、ポピュラー・ピアノ担当として後進の育成にあたる。現在、自宅スタジオMUSIC OASIS VERDEを主宰。レッスンの他、全国各地にて音楽指導者向けのセミナーを行う一方、コミュニティFM の生放送のパーソナリティや、音楽番組の企画・制作などでも活躍している。
趣味はバリ舞踊&アロマテラピー