ミュージックデータとアンサンブルしましょう♪
ミュージックデータは音楽仲間です。「データと合わせるのは難しい!」なんていう声も聞きますが、アンサンブルが難しいのは人間の場合も一緒です。とにかく「聴く」ことが大事です。
データの伴奏がどのような演奏なのか、よく聴いて研究しましょう。
テンポはディスプレイの左下に表示されますが、クラシック曲の場合、常に一定の速さではないことも多いので、どこでテンポが揺れているのかを楽譜に書き込んだり、データを聴きながら何度も指揮をしたりしてタイミングをつかむことが大切です。
・テンポミュート

▲テンポミュート オン
合わせる曲のテンポが変化している場合は、一定のテンポにして再生することができます。
これをテンポミュートと言います。まずは、この状態で練習するとよいでしょう。
操作方法 →[テンポ・拍子]ボタンを押しながら[−][+]ボタンを押し切り替えます。
テンポミュートをオンにすると、テンポの数値が反転して表示されます。
ソナチネ作品20-1 テンポミュートの状態
・ミュートした時の音量調節

▲ミュート音量調節
データを聴く時は、ピアノのパートをミュートして伴奏のみに集中して聴くこともオススメします。少しだけピアノパートの音を残しておきたい場合は、ミュートした時の音量を調節することができます。
操作方法→調整したいトラックボタンを押しながら[−][+]を押し、音量を調整します。
[0~80]の範囲で設定できます。
自分の弾くパートの音が少しだけ聴こえると、ガイドしてくれるようで、アンサンブルの時も安心ですね。慣れてきたら完全にミュートしましょう。
ソナチネ作品20-1 伴奏の音量はそのままに、左右のピアノパートのミュート音量を50にしてみました
・データと鍵盤の音量バランス

▲曲の音量
ミュージックデータと合わせて演奏する時、自分が鍵盤でリアルタイムに弾いている音量とデータのバッキングの音量バランスをとることができます。ミュージックデータの音量に自分が演奏しているピアノの音が埋もれてしまわないよう、注意深く調整しましょう。
操作 → [再生/停止]ボタンを押しながら[−][+]ボタンを押します。再生の音量は0~127の範囲で設定できます。
・ペダルで再生
今回紹介したソナチネ作品20-1もそうですが、イントロのないミュージックデータもあります。カウントイン機能でカウントをつけて曲を始める方法もありますが、「クラシックにカウントはちょっと......」と思う場合は、ペダル機能を使って、ペダルでデータを再生してみましょう。
ここでは左ペダルに曲の再生/停止の機能を設定します(中央ペダルでもできます)。
操作方法
- [エフェクト]ボタンを押しながら[3D]ボタンを押します(ファンクション・モード)
- ↑↓で[左ペダル機能]を選択し、指示に従って再生ボタンを押します
- ペダルに設定できる様々な機能が出てきますが、[再生/停止]を選択しましょう
これで左ペダルを踏むことでミュージックデータの再生/停止ができます。
この時、唐突に始めるのではなく、指揮をするような気持ちで、4拍目で息を吸ってから、左ペダルを踏み、同時に演奏を開始しましょう。
HP207のレッスンでの活用法を紹介しましたがいかがでしたか? 今回は内蔵曲で説明しましたが、もちろんインターネットでダウンロードしたミュージックデータや市販のものも同じように活用できます。是非いろいろな曲で練習してレパートリーを増やしてくださいね。ではまた次回をお楽しみに。

profile:笹田優美(ささだ ゆうみ)
国立音楽大学教育音楽学科在学中よりローランドのデモンストレーターとして活動。吉祥寺系アングラバンド"KORIE-DAN"でピアノ&シンセサイザーを担当し"曼荼羅" をベースに定期的にライブを行う。大学卒業後、高校教師(音楽科)を経て、ローランドの教材開発スタッフおよびクラシック、ポピュラー・ピアノ担当として後進の育成にあたる。現在、自宅スタジオMUSIC OASIS VERDEを主宰。レッスンの他、全国各地にて音楽指導者向けのセミナーを行う一方、コミュニティFM の生放送のパーソナリティや、音楽番組の企画・制作などでも活躍している。
趣味はバリ舞踊&アロマテラピー

