いよいよ夏本番ですね。いかがお過ごしでしょうか? ところで、夏休みに入るとピアノの練習の音があちこちから聴こえてきますね。暑いので窓を開けて練習する方や、深夜や朝に弾く方もいます。練習は素晴らしいことですが、他人には、ピアノの音は不快な音かもしれません。その点デジタルピアノは音量調節できるうえ、ヘッドフォンで練習できるので早朝や深夜でも練習できますが、皆さんも今一度、音量をチェックしてくださいね。音のエチケットは最低限守りたいもの。ピアノに限らず楽器の音量には気を配りましょうね。
さて前回は、HP207の内蔵曲を使ってのレッスン活用法、練習方法などをご紹介しました。今回はHP207の録音機能を紹介します。
レコーダーを使えば♪
HP207のレコーダーは、3トラックなので、片手ずつやSMFミュージックデータに合わせて、自分の演奏をMIDIのデータとして、録音することができます。録音した演奏は楽器本体のメモリーやUSBメモリーで保存することができます。USBメモリーに保存した演奏はパソコンで鳴らしたり、メールで友達に送ったりすることもできて便利ですね。さてここで、録音のレッスン効果について少しお話しましょう。
皆さんは「さあ、写真を撮ります......」と言われたら、少しは意識して表情を作ったり、髪を直したりしませんか? 演奏に限らず「後に何かを残す」となると「少しでも良いものを!」と思うのが人の常。演奏を録音することで、とても教育的効果は上がります。その理由の1つは、下手な演奏を残したくないので猛練習するからです。その他、演奏を録音すると何度も聴き返すことができるので、自分の弱点を客観的に評価することができます。また、録音することは、非常に集中力を養います。
録音方法♪
録音の方法はいくつかあります。テープに録音する感覚の簡易録音やメトロノームを聞きながらの録音、右手、左手など片手ずつトラック分けをしての録音、さらに内蔵曲やダウンロードしたミュージックデータなどに合わせた録音などがあります。

▲HP207録音/再生ボタン
自分の鍵盤演奏の録音
- [曲]ボタンを押し、[−]ボタンを何度か押して[New Song]を表示させます。
- 演奏する音色を選びます。
- 録音ボタンを押し、鍵盤を弾くと録音が開始されます。
- とりあえず、音階を録音してみましょう。粒は揃っていますか? 客観的に聴いてみましょう。
- 普段ピアノを弾いていて曲が浮かんだ時や、自分の演奏を客観的に聴いてみたい時、曲が仕上がって記録として残す時などは、このように自由に演奏を録音しましょう。
- 録音ボタンを押し、[再生/停止]ボタンを押すと2小節間のカウントを聴いてから演奏の録音ができますが、自由に弾きたい場合はカウントの拍子やテンポと合いませんので上記の方法をオススメします。
メトロノームを鳴らしながらの録音♪
メトロノームに合わせて録音するとしっかりと小節管理されたものになります。ただピアノの演奏は全くテンポが変わらず一定ということはあまりないので、練習の段階や音階、練習曲など基礎練習などにおすすめします。
また新しい曲を譜読みする時など、とりあえず片手ずつ別々のトラックにゆっくり録音して、完成した曲データに合わせて、さらに練習をすると譜読みも仕上げも早くでき、効果的ですよ。
では、このブルグミュラーの7番を左手パート、右手パート別々に録音してみましょう。
- 先程と同じ操作で[New Song]を選び、ピアノの音を選びます
- [メトロノーム]を押して[−][+]で拍子を3/4に変え、弾きやすいテンポにします。
- 録音ボタンを押したら、左手トラックのみ点灯させます→録音しないトラックのボタンを押して消します
- 再生ボタンを押して2小節間カウントを聴いてからメトロノームに合わせて演奏します。
- 同じように右手の演奏を右手トラックに録音します。録音ボタンを押すと次のような画面が出てきます。
- 重ね録音を選択し、右手トラックを押します。この時、先に録音した左手演奏の音を聴きながら演奏できます。
ブルグミュラー25番より「7番」 左手+メトロノーム

▲重ね録音
ブルグミュラー25番より7番 両手
- この曲は3/4拍子ですが、8分音符を取り易くするためにメトロノームの刻みを♪刻みに設定しました。メトロノームの音色もトライアングル&カスタネットにしています。
- 演奏する音色は一般的にピアノ系と思われがちですが、HP207にはドラムや効果音を含む、337音色もの多彩な音色があります。ドラムや効果音だって録音できるんですよ。もちろんドラムはメトロノームに併せて録音したほうがいいですね。
- この音はHP207の音色に入っている8つのドラムセットの中からジャズ・スタンダード・セットを選び、基本の8ビートを鍵盤で指演奏したものです。自分で録音したドラムに合わせてピアノを弾くことも出来ますね。
ドラム



