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PIANO 第4回 HP207 ~徹底検証 その4 ペダルも凄い! 笹田優美

こんにちは~ようやく秋になりました。さてRoland Music Navi1回目から、ローランドピアノ・デジタルの人気モデル、HP207を徹底検証しています。私はデジタルピアノと出会って20年以上経ち、これまでいろいろなピアノを使ってきましたが、ここ数ヵ月じっくり触れてみて、HP207の「音」と「鍵盤」、そして「ペダル」には、これまでにない感動を覚えます。第1回の冒頭にも書きましたが、楽器を弾く方の多くが、一番大切にしていることは、音と弾き心地ではないでしょうか? ピアノでは特に指が触れる鍵盤タッチは、とても大切な部分ですが、HP207に採用されているアイボリー・フィール鍵盤は、おそらく昔の電子ピアノのイメージを持っていらっしゃる方にはミラクル!の感触かもしれません。もちろん88鍵ステレオ・マルチサンプリング・ピアノ音源の繊細な音も素晴らしいです。

ローランドピアノ・デジタルのカタログに掲載されている、ピアニストの花房晴美さんの言葉にもありますが、私も「デジタルピアノはついにここまできた」と感じる今日この頃。そんな魅力的なデジタルピアノHP207ですが、今回は演奏表現に欠かせない「ペダル」について、そして全体のまとめです。

ダンパー・ペダル♪

HP207のペダル

うちのレッスンルームでHP207を弾いた友人たちが、音や鍵盤に加えて一様に驚くのは、ダンパー・ペダルです。いろいろな曲で試しては「あぁぁ~ペダルがちゃんとついてくる~!」と歓声があがります。そうなんです!一見目立たないかもしれませんが、弾き手にとって、ペダルのクォリティは、実に重要なのです。

HP207のペダルはグランドピアノと同じく3本。一番右側のダンパー・ペダルには、様々な効果があり、それに伴うペダル使いのテクニックも含め、とても奥が深い世界です。例えば、音をつなげてレガートで弾く時には、音が濁らないようにダンパーが弦に触れるか触れないかの微妙な状態で、次の音を弾く直前にとても注意深く踏みます。HP207の「連続検出ペダル」は、このような微妙なニュアンスをも汲み取ってくれるペダルです。かすかな音色の変化や、徐々に踏み込んだ時の、音の伸び具合の変化など、とても繊細な表現ができるのも嬉しいです。ピアノを購入する際は、ペダルの質も忘れずに、じっくり検証してくださいね。

さらに、ダンパー・ペダルを踏んだ時の開放音や共鳴音を変えることができます! 以前も少し紹介しましたが、自分好みのピアノの音を作る[ピアノ・デザイナー]という機能があります。

・ピアノ・デザイナー

HP207ピアノ・デザイナー ダンパー・レゾナンス

ここでは、ダンパーを踏んだ時の共鳴音の他、ペダルを踏んだ時に弦が開放された時の弦の"シャーン"という音まで調整が可能です。ちなみに、いろいろと設定値を変えて、基本の値が分からなくなった時は、[−][+]を同時に押すと基本値に戻ります。また好みの状態にして、ピアノ本体に設定を保存することもできますよ。

・デモ機能で確認

デモ機能は、[ピアノ音の成り立ち][ダンパー・ペダルの効果][ストリングレゾナンス]などの効果を実際に音を聴いて確かめることができます。

HP207ピアノ・デザイナーのデモ

この中の[ダンパー・ペダルの効果]を見てみましょう。

ダンパー・ペダル効果のデモ画面と音

レズナンス+ノイズ

効果が反映された音

レゾナンスなし

すべてがオフの音

レゾナンス

レゾナンスの響きのみ

ノイズ

ダンパーのノイズのみ

デジタルピアノって、鍵盤や音に注目しがちですが、ペダルに関してもこんなに細かく丁寧に最新の技術が搭載されているんですね。