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PIANO 第4回 HPi-7S ~徹底検証 その1~ 練習が楽しくなるピアノ♪ 笹田優美

秋も深まってきましたがいかがお過ごしでしょうか? 過ごしやすい季節なので、ピアノの練習にも集中できますね。秋の夜長、デジタルピアノはボリューム調節もできるし、ヘッドフォンも使えますので、夜間の練習もばっちりですね。今回からは、この秋に発売されたデジスコア・シリーズの新製品、HPi-7Sを徹底検証します。

HPi-7S 新登場♪

HPi-7Sは、ひと言で言えば「練習が楽しくなるピアノ」。ピアノに限らずどんな楽器でも、練習しないと上手になりません。しかも練習って、ただ曲を弾くだけではなく、同時に音符やリズムの勉強、様々な弾き方、ペダル、聴音、視唱など幅広い音楽の能力を習得していかないといけないのです。1人での練習は孤独ですが、自宅練習を充実させることがピアノ上達の鍵でもあります。

さてこの秋からHPi-7Sを自宅レッスンで使っていますが、レッスンに来た小さな生徒さんは、譜面立てに搭載された[デジスコア]を見ては「これなぁに?」「やってみたい」「この曲聴きたい」と様々なボタンを押していきます。お父様は鍵盤のタッチや音、そしてUSBメモリーが使えることに驚かれました。また別の生徒さんは、レッスン・プログラム[ワンダーランド]の中にあるリズム・トレーニングに夢中になり、「もう1回!もう1回!」とピアノのそばから離れなくなりました。

ワンダーランド画面

▲ワンダーランド画面

学校教育にもほぼ100%パソコンが導入され、ゲーム機も授業に採用されているような昨今ですが、今の子供たちは、本当にデジタル機器に強いですね。ボタンの意味と使い方を少し教えたらすぐに覚えてしまいます。このようなトレーニングは、一見お遊びのようにも見えますが、実はいい点数を出すために繰り返しチャレンジすることで、様々な能力が確実に身に付いていくのです。大人の私たちでもついつい夢中になってしまいます。HPi-7Sは、自分の演奏を添削してくれるビジュアル・レッスンをはじめ、譜読みやリズムの基本、聴音、初見といったソルフェージュの力を、ゲーム感覚で楽しく習得できるプログラムがとても充実しています。

今回は1回目ということで、まずはこのピアノの特長を紹介します。

デジスコアとは?

先ほどから[デジスコア]という言葉が出てきますね。[デジスコア]とは、220曲以上の内蔵曲やパソコンでダウンロードした曲、携帯電話で購入した曲、自分で弾いて録音した曲といったミュージックデータを液晶画面に譜面表示したり、様々な表示設定をすることができる機能です。HPi-7Sでは、譜面立てにデジスコアが搭載されています。

譜面立てに搭載されたデジスコア

▲譜面立てに搭載されたデジスコア

譜面を表示したまま、画面右側にメトロノームや移調の設定画面を表示させることができるほか、その他にも様々な設定ができます。[譜面]ボタンを押すたびに以下のように画面が切り替わりますので、必要に応じた表示方法に設定することができます。

譜面

▲譜面

譜面+鍵盤

▲譜面+鍵盤

譜面(拡大)

▲譜面(拡大)

譜面+設定

▲譜面+設定

もちろんこの画面では、譜面表示に関わることだけでなく、ピアノの音やペダル機能、レッスン機能、ミュージックデータの編集など様々なことを設定できます。

機能設定画面

▲機能設定画面

これらの設定は画面を見ながら、HPi-7Sの操作パネル中央の(+)(−)や矢印、○×ボタンで行います。画面もパネルも日本語表記なので、とても操作しやすいですね。

HPi-7Sの操作パネル

▲HPi-7Sの操作パネル

曲を再生させると、赤い「バウンシング・ボール」が譜面の上でポンポンと弾みます。その曲のテンポに合わせて弾んでいるので弾く前にテンポを感じることができます。曲を再生して演奏が始まると、その曲の拍に合わせてバウンシング・ボールも一緒に進んでいきます。動くメトロノームと言ったところでしょうか......。テンポをゆっくりにしたら、ボールもゆっくり進んでいきますよ。

バウンシングボール

▲バウンシング・ボール

冒頭の小さな生徒さんも一番にこのバウンシング・ボールに反応しました。初心者の方は、まずはバウンシング・ボールを見ながら、拍に合わせて手を叩くことから始めてみるといいですよ。演奏と共に、譜面上を弾んで行くボールの動きは躍動感があってとても音楽的です。徐々に練習を重ねながら、止まらずに演奏する習慣やアンサンブル感覚も身に付いていきます。またピアノをはじめたばかりの時期は、ついつい鍵盤を弾く自分の手を見てしまいますが、デジスコアが譜面立てに搭載されているので、ピアノを弾く姿勢もよくなりますね。