楽器の構成とパート譜が確認できます♪
デジスコアで表示されたミュージックデータの楽器構成や譜面、音量などを16トラックシーケンサーの画面で見ることができます。いいサウンドだな~と思うミュージックデータがあれば、まずはこの画面にして楽器の構成やパート譜ごとのフレーズ、音のバランスなどを見てみましょう。
それでは内蔵曲の[トゥーランドットより~誰も寝てはならぬ]で説明します。

▲内蔵曲「ポピュラー」 曲選択画面

▲通常のピアノパート

▲機能設定画面より16トラックを選択
▲[トゥーランドットより 誰も寝てはならぬ]
それぞれのトラックを指定して音色や譜面を確認します。

▲6トラックのストリングス・パート

▲14トラックのオーボエ・パート
カーソルでトラックを選ぶと鍵盤の音も随時、選択したパートの音色になりますので、譜面を見ながら弾いて確認できますね。その他、パート別に音量、コーラス、リバーブ、パンポット(定位)など、細かい設定を見ることもできます。このような細かい設定や譜面を見ることで、曲の中で各々の楽器がどんな役割を持っているのかが分かります。自分がミュージックデータを作る時にも参考になりますね。それぞれの楽器の音域やフレーズも、譜面で見るととても勉強になりますので、前回説明したようにパート譜表示にして、各々の楽器の音色で弾くことをオススメします。弦楽器や管楽器の音色で弾く時は、その楽器を演奏しているつもりで弾き方も工夫してみてください。知らない楽器があれば奏法や音域なども調べてみましょう。
指番号の書き換え♪
さて最後は指番号の書き換えです。内蔵曲の中でも[練習曲]には指番号が付いています。あくまでも「書き換え」ですので、"あらかじめ指番号が付いている曲の指づかいを変えることができる"という意味で、指番号が付いていない曲に新たに指番号を書き入れることはできません。[練習曲]には、元々適切な指番号が書き込まれています。練習曲は、基礎的なフレーズを指番号通りに演奏することも大切なので、指番号の変更自体、普段は、あまり必要ないかもしれません。ただし、とても手の小さなお子さんの生徒さんや、逆に手の大きな大人の方の場合は、曲によっては弾きやすいように書き換えることもあります。
それでは、内蔵曲より[ブルグミュラー 家路]を例に指番号を変えてみましょう。

▲内蔵曲 練習曲より ブルグミュラー 家路 譜面
▲練習曲よりブルグミュラー 家路
10小節目の右手の5-2、5-1の指づかいですが、手の小さい方にとっては、5-1、4-1に変更したほうが少しだけ弾きやすいかもしれません。

▲編集設定

▲パート4(右手)のノート・エディット
ではまず、5-2を5-1に変更します。ノート・エディットの画面からカーソルでパート4を選ぶと次のような画面になります。指番号を選んで[−][+]で変更します。

▲指番号変更画面

▲指番号変更 2を1に
ではこの指づかいで弾いてみましょう。前の指づかいとどちらが弾きやすいでしょう?
ノート・エディットではこの他にも音(ノート)や音量(ベロシティ)の変更もできます。このようなところまで細かく設定できるのは驚きですね。
いかがでしたか? 譜面はさまざまな状態で表示できますので、自分のニーズに合わせて上手に活用してくださいね。次回もまだまだ「デジスコア」の魅力に迫っていきます。どうぞお楽しみに♪

profile:笹田優美(ささだ ゆうみ)
国立音楽大学教育音楽学科在学中よりローランドのデモンストレーターとして活動。吉祥寺系アングラバンド"KORIE-DAN"でピアノ&シンセサイザーを担当し"曼荼羅" をベースに定期的にライブを行う。大学卒業後、高校教師(音楽科)を経て、ローランドの教材開発スタッフおよびクラシック、ポピュラー・ピアノ担当として後進の育成にあたる。現在、自宅スタジオMUSIC OASIS VERDEを主宰。レッスンの他、全国各地にて音楽指導者向けのセミナーを行う一方、コミュニティFM の生放送のパーソナリティや、音楽番組の企画・制作などでも活躍している。
趣味はバリ舞踊&アロマテラピー

