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PIANO 第12回:HPi-7S ~徹底検証 その8~ 知れば知るほどデジスコア 3♪ 笹田優美

こんにちは。ゴールデンウィークも終わり、もうすぐ梅雨入りですね。いかがお過ごしでしょうか?新年度から数ヵ月経って少し余裕もでき、5月、6月あたりから新しいこと、習い事などを始められる方も多いかもしれません。いろんな方にピアノの購入について相談をされます。予算はもちろんですが、どの部屋に置くのか、どんな風に使いたいのかで、選ぶピアノも違ってきます。ところでローランドピアノ・デジタルのポータル・サイトに、ピアノを置いた時のお部屋のレイアウトをシミュレートできる「部屋置きシミュレーター」という便利なページがあるのをご存知でしょうか? 製品ページの下方右の「部屋置きシミュレーター」をクリックしてみてください。

部屋の広さを選び、家具や電化製品をはじめ、見落としがちなコンセントの位置、扉がどちら向きに開くか......などの情報を入れるとシミュレートできます。せっかく購入しても部屋が窮屈になって生活しづらくなってしまったら、音楽生活も台無しです。どのサイズのデジタルピアノなら入るのか、またどんな向きだったらいいのか、などをここで試してから購入してくださいね。

私もレッスン部屋の模様替えをしたいので、ここでいろいろとシミュレートしてみました。ちなみに私の学生時代の友人たちはグランドピアノの下にお布団を敷いて寝ていました。ゴツっと頭を打つこともしばしば......。今となっては懐かしい思い出です。

さてデジスコア・シリーズ、人気モデルHPi-7Sが昨秋に発売されてからあちこちで活用セミナーを実施しました。そんな中、さまざまな質問をいただきます。デジスコアの譜面設定についての質問が一番多いのですが、他にも「8ビートやボサノバ、スイングなどのリズムパターンは入っていないのですか?」という質問もよくいただきます。HPi-7Sには、左手で簡単なコードを弾くとさまざまなジャンルの伴奏が自動的についてくる「自動伴奏機能」やリズムパターンは内蔵されていませんが、簡単なリズムパターンでしたら、内蔵のドラム音色を使って自分で作成することができます。 鍵盤でドラムを奏でるのも楽しいですよ。そんなわけで今回は「デジピでドラム(その1)」と題して、まずはHPi-7Sのドラム音色を紹介します。

デジタルピアノのドラム♪

HPi-7Sには612種類もの音色が入っています。音色は大きく6つのグループに分かれていますが、ドラムは[その他]のグループに入っています。

HPi-7Sのドラム音色

▲HPi-7Sのドラム音色

音色ボタンの[その他]を押すと、まずは[Dr スタンダード]という名前のドラム・セットが出てきます。これは最も一般的なドラム・セットです。余談ですが「Dr」を"ドクター"と読まないでくださいね、Dr=Drumsです。

[その他] 音色選択画面

▲[その他] 音色選択画面 1ページ目

この音色選択画面の右上に「1/53」とありますが、これは音色選択画面が53ページある内の1ページ目、という意味です。実は、この[その他]のグループには効果音やドラム・セットを含む400以上もの音色が入っています。すべての音色は、[○聴く]を押すとそれぞれの音色の短いフレーズ・デモを聴くことができますよ。

▲「Dr スタンダード」のフレーズ・デモ

ドラム・セットや効果音の音色は、他の音色と違ってひとつひとつの鍵盤で違う音が鳴ります。それぞれの打楽器はドラム・セットによって多少配置が違いますが、主に鍵盤の低音側にそれぞれのドラム・セットの基本的な打楽器が配置され、高音側にはコンガやボンゴ、トライアングル、アゴゴ、ウッドブロックなどのパーカッションが配置されています。

14種類のドラム・セット♪

HPi-7Sには14種類のドラム・セットが内蔵されています。他のドラム・セットも同じくこの[その他]のグループに入っています。まとめて14種類入っているのではなく、いろいろなページにあります。例えば2ページには[Dr ポップ・セット]、[Dr ロック・セット]、[Dr ジャズブラシ]7ページには[Dr パワー・セット]、それからローランドらしい[Dr エレクトロニック][Dr TR-808]などのドラム・セットもあります。8ページにはジャズの[Dr ブラシ・セット][Dr オーケストラ]のセットがあります。

[その他] 音色選択画面 7ページ目

▲[その他] 音色選択画面 7ページ目

[その他] 音色選択画面 8ページ目

▲[その他] 音色選択画面 8ページ目

[Dr オーケストラ]では通常のドラム・セットとは基本の打楽器の配置も違っていて、オーケストラで使われる打楽器が多く含まれます。例えば基本的なドラム・セットで、ハイハットやタムが配置されている鍵盤には、すべてティンパニの音色が割り当てられています。低いFの音から順に弾いていくと次のような感じです。

▲「Dr オーケストラ」のティンパニ音

▲「Dr オーケストラ」のフレーズ・デモ