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PIANO 第13回:HPi-7S ~徹底検証 その9~ デジピでドラム その2♪ 笹田優美

こんにちは。梅雨に入りましたがいかがお過ごしでしょうか? 外出するのも少し億劫になりますが、その分、好きな音楽を弾いたり、新しい曲に挑戦したり、曲を作ったり......、いろいろと音楽を楽しめる季節でもありますね。雨の季節は五感が冴え渡る......とも言われています。傘の中から見ると普段見慣れた風景もいつもと違って見えますよね。また耳をすませば、雨の音やカエルの声などいろんな音が聴こえてきます。私のスクールのレッスンでは、デジタルピアノやアコースティック・ピアノ、ドラムや民族楽器などを適宜使っていますが、この時期人気なのがレインスティック。レインスティックは、その名の通り、 雨の音がするスティック。 地域によって素材は異なりますが、主にはサボテンや竹で作られていて、筒を動かすと雨が降っているような音がします。場合によっては波のようにも聴こえます。

▲レインスティック(写真中央の長い筒状のもの)とその他の民族楽器、奥はV-Drumsです

そして、面白い音がたくさん入っているデジタルピアノの効果音も人気です。小さな生徒さんは、音色から様々なことをイメージしますので、音について様々な会話をするのは大切なことですね。前回から、HPi-7Sのドラム音色についてお話していますが、SFX(効果音)セットが、ドラム・セットと同じカテゴリーで、[その他]の音色設定画面の1ページ目にあります。ドラム・セットと同様、それぞれの鍵盤に違う音が割り当てられていますので、ぜひ聴いてみてください。

SFXセット

▲SFXセット

ちなみに「SFX」とは、Special Effects(特殊効果)のこと。「では、Xは何?」と質問されそうですが、「Effects」は声に出した時、「エフェックス」と聴こえるため、「FX」としたんだそうですよ。効果音については、また機会があれば詳しく紹介したいと思っています。さて「デジピでドラム」、2回目の今回は、初心者のための簡単なドラム・パターンの録音方法を、HPi-7Sでご紹介します。

ドラム音色を体験してみよう♪

それでは、音色グループの[その他]から[Dr スタンダード]を選んでみましょう。

音色選択画面[Dr スタンダード]

▲音色選択画面[Dr スタンダード]

私の周りには、鍵盤のどこを押さえればどの打楽器音が鳴るかを大体覚えていて、鍵盤でドラムを見事にこなす人も多いのですが、初めての場合はなかなか難しいかもしれませんね。取扱説明書には、HPi7-Sに内蔵されている14種類のドラム・セットの音色とSFXセットの音色それぞれが、鍵盤にどういうふうに割り当てられているか、一覧表が掲載されていますので参考にしてください。鍵盤の低音側に、バス・ドラムやスネア、ハイハット、タム、シンバルなど基本的なドラム・セットの音色、高音側にはコンガ、ボンゴ、タンバリン、マラカスなどパーカッションの楽器が割り当てられています。ではここで、ごく基本的な8ビートの練習をしてみましょう。

この譜面は私が鍵盤でドラムを叩いて録音したものです。録音したものですから、もちろんデジスコア表示できます。

基本の8ビートのデジスコア

▲基本の8ビートのデジスコア

ドラムの譜面を見る時はデジスコアを片手表示(左手)にして、ドラムが録音されているトラックを選ぶと、このようにヘ音記号で譜面が表示されます。

1小節目を見てください。
「チッチッチッチッチッチッチッチッ」と8分音符を刻むのは、ハイハット(クローズ)です。F♯を右手の人差し指で押さえます(自分の使いやすい指でもかまいません)。

バス・ドラムはCまたは半音下のBに割り振られていますが、1拍目と3拍目に「ドン、ドン」と左手の中指で弾いて(叩いて)みましょう。スネアはDに割り振られていますが、2拍目と4拍目に「タン、タン」と左手の親指で弾いて(叩いて)みましょう。メトロノームに合わせて少し8ビートの練習をしてみてくださいね。

デジスコアで見るドラムの譜面は、最初は驚くかもしれませんが、実際、鍵盤でその通りに弾けばドラム演奏になることは確かなので、慣れると便利ですね。レッスンの時は、もちろんドラム譜を教えますが、ピアノ経験者の中には、それをわざわざ五線譜に書き替える方もいます。基本の8ビートに慣れてきたらハイハットの4拍目の裏をオープンにしたり、バス・ドラムも4分音符だけでなく、時々8分音符にしたりと、少し変化させてみるとよいでしょう。

8ビート、オープンハイハットやバスドラに多少変化あり

▲基本の8ビートから、オープンハイハットやバスドラに多少変化をつけてみました