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PIANO 第17回:HPi-7S ~徹底検証 その13~ HPi-7S(まとめ)♪ 笹田優美

こんにちは。すっかり秋が深まってきましたが、いかがお過ごしでしょうか? さて、約1年前にわたって、昨年の秋に発売されたデジスコア・シリーズの人気モデルHPi-7Sをご紹介してきました。HPi-7Sはひと言で言うと「練習が楽しくなるデジタルピアノ」。そして一番の魅力はレッスン・プログラムが充実していることだと思います。楽器はやはり練習しないと上達しません。特にピアノの勉強は、弾くだけでなく、同時に音符やリズム、音楽用語、記号などの勉強、聴音や譜面を見て歌う視唱など、幅広い音楽の能力を習得していくことになります。

デジスコア・シリーズのデジタルピアノは、音感を育てるソルフェージュの学習プログラムが充実していることや、子供の生徒さんには「おうたがいっぱい」のような、一緒に歌えるプログラムがあることも魅力ですね。私のレッスンでは、デジタルピアノとグランドピアノ、そしてV-Drumsやさまざまな打楽器、デジタル・パーカッションなどを使っていますが、HPi-7Sをレッスン・ルームに置いてからは、特に子供の生徒さんはレッスンに来るなり、HPi-7Sに向かって突進するようになりました。

今回は、HPi-7Sについてお送りする最終回ということで、1年間、HPi-7Sをレッスンで使ってきた経験を踏まえ、生徒さんの反応や練習効果などを紹介しつつ、まとめていきたいと思います。

デジスコアの魅力♪

私は、ピアノやオルガンの講師、そして購入者を対象に、ローランドピアノ・デジタルのデジスコア・シリーズについてセミナーをすることが多いのですが、「デジスコア」というと、「スコア=譜面」のように考えてしまい、単にさまざまなミュージックデータを液晶画面に譜面表示する機能と思ってしまう方が多いように感じます。もちろん、内蔵曲はもとより、パソコンや携帯電話でダウンロードした曲、自分で演奏して録音した曲などのミュージックデータを譜面表示できることは、デジスコア・シリーズの一番大きな特長です。ただ、単に譜面を表示するだけでなく、自分の使いやすいように譜面の表示の仕方を変更したり、必要に応じてメトロノームや移調、ピアノの音質を変えたり、ペダル機能を設定したりすることもできるのです。

さらには、豊富なレッスン・プログラムを活用したり、ミュージックデータの編集などを行ったりすることも可能なんです。つまり『デジスコア』とは、譜面立てに搭載された大型の液晶画面を使って、さまざまな音楽の勉強ができる総合的な機能のことなのです。デジスコア・シリーズには、練習が楽しくなる、デジタルならではの楽しいプログラムがいっぱい詰まっています。

ワンダーランドが人気♪

HP207 レッスンルームにて

▲自分で操作します

小さな生徒さんは、ピアノのレッスンの後、デジスコアで楽しんで帰ります。一番のお気に入りはレッスン・プログラム[ワンダーランド]。特に「おうたがいっぱい」は重宝しています。数回のレッスンで操作をマスターした生徒さんは、ご自身で上手にカーソルを移動させながら、好きな曲を選び、曲を再生させます。また、曲の進行に合わせて歌詞も表示されるので、覚えたての平仮名を一生懸命デジスコアで読みながら歌うお子さんもいらっしゃいます。

つい先日のレッスンでは、ピアノの稽古が終わった後、[ワンダーランド]の[おとのびっくりばこ]を使って、効果音を表示してみました。

おとのびっくりばこ 画面

▲おとのびっくりばこ 画面

▲操作パネル中央にあるカーソルで絵を選び、[○]を押して音を出します。

[おとのびっくりばこ]の画面はとってもカラフルで、子供たちも興味をそそられるようです。どの音もとってもリアルですね。

▲おとのびっくりばこ さまざまな効果音

生徒さんは、選んだ絵と音から想像を膨らませて、関連のある音を選んで鳴らしてくれました(例えば、踏み切りの絵と音から想像して、次に電車の音を鳴らすなど)。

▲おとのびっくりばこ 生徒さんが選んだ音

[おとのびっくりばこ]では、さまざまな音からイメージを膨らませ、お話や曲を作るなどして、遊びながら想像力や創造力を育みます。

ちなみに、ヘリコプターやせせらぎ、波、汽車など、いわゆる通常の持続音の場合は、鍵盤を押している間、それらの音は実際と同じように鳴り続けます。また、鍵盤から手を離しても、ダンパー・ペダルを踏むことにより、音を持続させることも可能です。さらに、効果音には音程もつくので、例えば犬の声で歌わせることもできますよ。

▲効果音・犬

また、同じ[ワンダーランド]の[たいこのへや]では、さまざまなパーカッションを鳴らせますが、「先生、これ、なんの音でしょう?」と、生徒さんのほうから問題を出したりもしてくれます。遊んでいるように見えて、さまざまな感覚を使って音楽を楽しみ、学んでいるんですよね。