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PIANO 第20回:ローランドピアノ・デジタルVIMA RK-300 ~VIMAが来た日♪~  笹田優美

こんにちは。年末年始いかがお過ごしでしたでしょうか? 昨年末、私はずっとピアノ・コンクールの仕事に関わっておりました。小さなお子さんから大人まで、トータルで400人以上の白熱した演奏を聴かせていただき、私自身も本当に勉強になりました。ただ、観ていてもったいないなぁと思うことがいくつかありました。そのひとつは、ピアノを弾く姿勢です。中には椅子の高さが合ってない方や、小さなお子さんで足がぶらぶらしていて安定していない方、鍵盤との距離が近過ぎて、腕が折れ曲がってしまい肩に力が入っている方、そして必要以上に上半身が動く方もいらっしゃいました。もったいないですね。自分が演奏している姿は、一度ビデオに撮って客観的に見てチェックするといいですよ。

舞台袖からステージに出て行く時から、あなたが主役の本番は始まっています。これから発表会やパーティ、ライブなどステージで演奏する機会がある場合は、歩き方やお辞儀の仕方なども含めて気をつけてくださいね。歩き方や姿勢などは1日で身につくことではないので、普段から背筋を伸ばしてさっそうと、かつエレガントに街中を歩きたいものですね。

さて、前回から昨年11月に発売されたローランドピアノ・デジタルVIMA RK-300をご紹介しています。

ローランドピアノ・デジタルVIMA RK-300

▲ローランドピアノ・デジタルVIMA RK-300

先月からレッスン・ルームにローランドピアノ・デジタルVIMA RK-300(以下、VIMA)を置いています。

▲レッスン・ルームに置かれたVIMA。さっそくマイクもつなぎました。

楽しい機能満載のデジタルピアノ、VIMAがレッスン・ルームに届いたその日、想像通り半日くらい、夢中で遊んでしまいました。今回は、これからVIMAを楽しむために知っておきたい、基本中の基本についてお話したいと思います。

電源を入れると、おススメのピアノの音に設定されています。ピアノ音色は、世界の銘器といわれるフルコンサート・グランドピアノの88鍵を一鍵ずつ丁寧にサンプリングした「88鍵ステレオ・マルチサンプリング・ピアノ音源」。やはり素晴らしい音色です。そして鍵盤は、最近のローランドピアノ・デジタルではお馴染みになりつつあるアイボリー・フィール鍵盤。しっとり指先に馴染む、とても弾き心地のよい鍵盤ですね。VIMAはこれまで紹介してきたデジタルピアノとは違って、鍵盤の蓋が付いていません。弾き終わったら鍵盤を守るために付属の専用カバーで覆っておきましょう。

▲象牙の白鍵と黒檀の黒鍵の見た目と感触を、最新技術で再現したアイボリー・フィール鍵盤。

自分仕様のピアノに♪

電源を入れた時に選ばれているピアノの音は、普段の演奏に最適な状態で設定されていますが、画面の[設定]を押すとさまざまな項目を変更できます。もちろん通常はそのままでも良いのですが、状況に合わせて、簡単にいろいろと変更できるのがデジタルピアノの長所です。[ピアノ・デザイナー1~3]や[サウンド]で音質や音の響き、調律、キー・タッチなどを自分の好みの状態に設定しましょう。

▲[ピアノ・デザイナー]や[サウンド]でカスタマイズしましょう。

ひとえにピアノの演奏と言っても、部屋で使うのかステージで使うのか、ソロで演奏するのかバンドでアンサンブル演奏なのか、また演奏する曲がクラシックなのかロックなのかなど、ジャンルによっても随分状況が違います。音質やキー・タッチは、いつも同じ状態にせず、演奏する曲や状況によってベストの状態になるようにしましょう。

ギターやドラム、またはミュージックデータなどとアンサンブルする時は、音の輪郭をはっきりさせないとバックに音が埋もれてしまうことがありますので、[音質]は明るめに。ソロでクラシックを演奏する時などは、キー・タッチを[重く]に設定する方も多いですが、その場合、音がこもって感じるならば、設定をやや明るめにしたほうがよいでしょう。

歌の伴奏やアコースティック楽器の伴奏をする場合は、音が響き過ぎないように[大屋根]を少し閉じ、音質を調節します。この辺りは妥協せずよい状態で演奏するためにいろいろと試してみてくださいね。 他の楽器と合わせる場合は、マスター・チューニングで基準のピッチをしっかり合わせるのも大切なことです。いろいろと変更しても左下の[初期値]を押せば元に戻ります。

アコースティック・ピアノの場合は調律師さんにお願いして調整してもらう必要があったり、もしくはピアノそのものを変えないとできないようなことが、デジタルピアノではこんなに簡単にできるんです。ぜひ、自分の好みや状況に合わせて設定して、ベストな状態で演奏できるようにしてみてくださいね。