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PIANO 第21回:ローランドピアノ・デジタルVIMA RK-300 ~弾いて楽しいVIMA♪~  笹田優美

梅もほころび、いよいよ春らしくなってきましたね。いかがお過ごしでしょうか? 2月上旬に、鹿児島でローランドの最新のローランドピアノ・デジタルやローランド・オルガン ミュージック・アトリエを使ったRolandセミナーがあり、私はデジスコア・シリーズHPi-7Sを使って、ピアノ講師向けの指導法セミナーを担当しました。その他、演奏をその場でCDにできるSD/CDレコーダーのCD-2eや、演奏や自然の音といったさまざまな音を高品位で録音できるエディロール R-09HRの活用法も紹介しました。全国の多くのピアノの先生が、デジタル楽器やデジタル機器をレッスンに活用されています。ピアノのレッスンも時代とともにどんどん進化していますよ。実際、ミュージックデータやデジタルピアノの多彩な音色、録音の機能などはとてもレッスンの助けになっています。

さてローランドピアノ・デジタル VIMA RK-300(以下、VIMA)。3回目の今回は「弾いて楽しいVIMA♪」と題して、VIMAのアニメ機能についてお送りし、後半は鹿児島セミナーでご一緒したシンガーソングライターKenjiroさんによる、VIMAのデモンストレーションをレポートします。

ローランドピアノ・デジタルVIMA RK-300

▲ローランドピアノ・デジタルVIMA RK-300

レッスン・ルームでは♪

VIMAは「弾いて楽しむ」「歌って楽しむ」、そしてみんなで「アンサンブルをして楽しむ!」という3つの音楽の楽しみ方を提案しています。「弾いて楽しむ!」......これはピアノを弾く人にとって基本的なことのようですが、いざピアノに向かうと、実際は楽しめない時もありますね。そんな時、VIMAにはピアノについつい夢中になってしまう「アニメ機能」があります。

前々回にも少し触れましたが、これは鍵盤を弾くと、楽器本体のディスプレイや接続したテレビにアニメーションを表示できる機能で、演奏した音の強弱や音程に合わせて、ディスプレイに光の玉や雪の結晶、漢字やアルファベット、花びら、音符などの映像(アニメーション)が現れるのです。設定画面で好みの絵を選び、色や映像が浮かび上がる時間の長さや、形のバリエーションなどさまざまな設定ができます。

▲表示したいアニメや色などを設定します。

音と連動しているので、鍵盤を弾かないと画面は真っ暗です。例えば、2つの音を弾くと、真っ暗な画面に2つの雪の結晶がふわりと浮かび上がります。そのまま演奏をやめると、音の余韻とともに雪はゆったりと画面の中を降りてきて、次第に消えていきます。これなど、とても風情のあるビジュアルです。

▲何も弾いていない状態→2つの音を弾きます→音がなくなると消えていきます。

オリジナル曲を作っている生徒さんは、アニメを雪の結晶にして曲を弾くのが大好きになりました。VIMAに触れた人は「自分がピアノで弾く音にシンクロして映像が出てくるなんてすごい!」とみんな驚嘆します。アニメ機能は大人のみならず、小さい子供にも大人気です。レッスンが終わってからも「今度は、このアニメでこんな風に弾きたい!」とイメージに合わせてアニメを選び、小さい音で弾いたり、逆に鋭く大きな音を出してみたりと、音のニュアンスを変えて音と映像とのリンクを楽しんでいます。

またVIMAには、これもお子さんに人気の機能の1つですが、Dビームの機能も搭載されています。これは、手をかざして音を変化させることができるものですが、アニメ機能にDビームを設定すれば、現れた映像を自分の手で動かしたり、色を変化させたりすることもできます。まるで魔法使いみたいですね。

▲お母さんが弾いた音をお子さんがDビームで変化させて楽しんでいます。

▲Dビームを使えば現れた映像を手で動かしたり色を変化させたりできます。

最近、気づいたことは、VIMAをアニメ機能に設定して演奏すると、みんな即興で演奏をし始めるということです。さぁ作曲するぞ!というように構えないでも、この映像が助けになって創作意欲をかき立ててくれるのでしょう。どんな風にアニメが出てくるのか興味があって、音を奏でるうちにメロディができてきます。演奏するのが楽しくなるとても画期的なピアノですね。