さまざまなシーンで使える♪
FPシリーズは、さまざまな音楽シーンで活用できるデジタルピアノです。スピーカー内蔵なので、シンセのようにキーボード・アンプが必要ないのもうれしいですね。屋外でのライブや、公民館とか学校などでの小規模な演奏にも気軽に使えます。ちなみに、FP-4は本体のみの重さは15.3kg、FP-7は23.9 kgなので、女性でも頑張れば動かせる重さです。
以前私の友人で、"持ち運びする"という理由で、ピアノの代わりにシンセサイザーを購入した人がいました。バンドでいろんな音色で演奏する場合は、もちろんシンセを薦めますが、ピアノしか弾かない人にとっては、ライト・タッチ鍵盤のシンセサイザーでは思うように表現できないかもしれません。
もちろん、どのような鍵盤のタイプであっても、自分の音楽を表現できるのが理想ですが、「ピアノの代わり」として弾きたい場合は、FPシリーズがお薦めです。
スピーカー内蔵のFPシリーズですが、広い会場で演奏する場合はKCシリーズなどのアンプを使いましょう。また、本格的にライブで演奏したい場合は、RD-700GXをお薦めします!!
FP-7とFP-4の違い♪
デジタルピアノに関していろいろと相談を受けることがありますが、FPシリーズに関しては、FP-4と上位機種のFP-7の違いについてよく質問されます。たくさんありますので、いくつか絞って紹介します。
●重さの違い
先述のように、まず重さが違います。FP-7に比べてFP-4は8キロ強軽く作られています。FP-4はFP-7に比べて、より持ち運びやすくするために「プログレッシブ・ハンマー・アクションα(PHAα)II」という鍵盤が採用されているんです。この鍵盤のおかげで実は「軽く」「コンパクト」にできているんです。一方FP-7は、ピアノとしてより幅広い表現力を引き出すために「プログレッシブ・ハンマー・アクション(PHA)II鍵盤」が採用されていますし、よりいい音で鳴らすためにスピーカーも大きいサイズを積んでいます。持ち運びをメインに考えるか、据え置きをメインに考えるか、用途にあわせて本体の重さもピアノ選びのポイントにしてください。
●USBメモリー
FP-7にはUSBメモリー端子が付いています。これも大きな違いです。USBメモリー(別売)を使うと、演奏をSMF保存でき、さらにパソコン経由で演奏をメール添付して友人に送ることもできるので、便利です。 またSMFミュージックデータやWAV形式のオーディオ・ファイルも再生可能なので、データとのアンサンブル演奏を楽しむことができますね。さらに別売のUSB CDドライブCD-01Aをつなぐと音楽CDを再生できるので、好きなアーティストの曲と一緒に演奏したり、センター・キャンセル(メロディやボーカルを消す機能)をONにして弾き語りをしたりと、幅広く楽しめます。
●音関係は......
音色の違いは6つです。FP-4の342音色に対して、FP-7では本格的なオルガン音色がさらに6つ追加されています。また、自分の気に入った音色セットを記憶させておくことができます。さらにFP-7ではピアノ音色の音や弦の響きを自分の好みに調整して、いつでもその状態で演奏できるように楽器に設定を保存しておくことができます。その他、WAVデータを活用したセッションを楽しめる「オーディオ・キー」機能が搭載されていますが、もう少し使ってみてから追い追い紹介しますね。
今回はデジタルピアノを選ぶ時のヒントや、FPシリーズのFP-7とFP-4との違いについてお送りしました。FP-4はカラーに"ホワイト"があります。白いピアノはやはり大人気のようです。これは、FP-4のみ。FP-7もレッド、ホワイト、シルバーなど、カラフルになるといいなーと期待しています。

▲FP-4のホワイト(FP-4-WH)。専用スタンドは別売(KSC-44-WH)。
次回は、FPシリーズの一番の特長でもある"セッション・パートナー"を中心にその魅力を探ります。お楽しみに。

profile:笹田優美(ささだ ゆうみ)
国立音楽大学教育音楽学科在学中よりローランドのデモンストレーターとして活動。吉祥寺系アングラバンド"KORIE-DAN"でピアノ&シンセサイザーを担当し"曼荼羅" をベースに定期的にライブを行う。大学卒業後、高校教師(音楽科)を経て、ローランドの教材開発スタッフおよびクラシック、ポピュラー・ピアノ担当として後進の育成にあたる。現在、自宅スタジオMUSIC OASIS VERDEを主宰。レッスンの他、全国各地にて音楽指導者向けのセミナーを行う一方、コミュニティFM の生放送のパーソナリティや、音楽番組の企画・制作などでも活躍している。
趣味はバリ舞踊&アロマテラピー

