コード・ネームをマスターしよう♪
ここからは、コード・ネームが苦手な方のためのコード入門講座です。デジタルピアノをとことん楽しむためには、コード・ネームに強くなっておきたいものですね。
先日もピアノ指導者向けのセミナーで、『初心者へのコード・ネーム指導法』という講座を実施しました。指導法はいろいろありますが、次の順番で勉強すればメジャーとマイナーくらいはすぐにマスターできますよ! セッション・パートナーのリズムに合わせてコードを弾いて、ハナウタまじりに弾き語りする日もそう遠くはありません。
●英音名を覚えましょう♪
音の名前というと何を思い出しますか? 一番なじみがあるのはイタリア音名のドレミファソラシドでしょうか? 日本音名では、ハニホヘトイロハ。クラシックを勉強している人はCDE(ツェー、デー、エー)のドイツ音名でしょうか? コード・ネームは英語の音名を使います。英音名は一度覚えておくと世界共通ですし、便利ですよ。
ところで、音名の中では「ド」が一番偉い(!?)ようなイメージがありますが、実は「ラ」の音から数えます。英音名も「ラ」の音から「ABC」と数え、日本音名でも「ラ」の音から「イロハ」の順になっています。オーケストラやバンドのチューニングも「A(ラ)=440Hz」で音を合わせますよね。
レッスンでは、名刺サイズのカードに、英音名「A」、「B」、「C」と1枚ずつ書きます。カードを見たらなるべく速く鍵盤を鳴らすように練習し、ゲーム感覚で覚えていきます。まずは完璧に英音名を習得しましょう。
メジャー・コードのしくみを覚える♪
学校でも習うド・レ・ミ・ファ・ソの長音階(5番目までのメジャー・スケール)はご存知ですよね。次は、これをド=「C」以外の音からも作ってみましょう。しくみは一緒なので、手の形は同じ、平行移動するだけです。音階の5番目の音まででかまいません。
1番はじめの音(R:ルート)、3番目の音(3rd)、5番目の音(5th)という音の組み合わせがメジャー・コードです。Cからできたら、GやFからもやってみましょうね。
メジャー・コードとマイナー・コードを一緒に覚えよう♪
譜面3を見てのとおり、メジャーとマイナーの違いは3番目の音だけなので、同時に覚えましょう。
ここで大切なのは、楽譜上ではどこが違うのかを見て、その違いを聴いて確認し、そして弾いてみることです。弾く時も、ただ何となく弾くのではなく、指のトレーニングも兼ねて、きれいな手の形を意識しましょう。右で弾いたら、左手でも弾いてみます。そしてFやG、B♭など、いろいろな音からメジャーとマイナーのコードを作ってみましょう。
コード表などで丸覚えをしてもなかなか応用が利かないので、コードが形成されるしくみをしっかり理解しておくことが大切です。そのためにも、まずは基本のメジャーとマイナーのコードをマスターします。メロディにコードがついている楽譜(市販の歌本等)があれば、曲に合うリズムを探して、とりあえずメロディとコードのルート音のみを弾いてみましょう。コード・ネームには6th、7th、sus4などいろんな数字がついていますが、これは長音階上、何番目の音かということを表しているだけ。一度覚えれば簡単です。この続きはまた次号で......。
では音楽いっぱいの楽しい夏をお過ごしください!
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