こんにちは。寒い日が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか?
今年は新型インフルエンザの流行で手洗いをし過ぎる人が多く、大人も子供も手荒れの人が増えているんですって! 私たち楽器弾きにとっては、音を紡ぎだす手、特に指先は大切ですよね。秋冬に実施するピアノ・セミナーの休憩中や開始前の時間に、小ネタとしてですが、ハンドケアのポイントをお話しすることもあるんですよ。もちろん手洗いは大切ですが、乾燥する時期でもありますから、しっかり保湿して美しい指先で演奏できるように心がけましょうね~。この話は長くなりますので、続きはまたの機会に……♪
さて今回は、『SuperNATURAL PIANO ローランドピアノ 秋の新製品』と題して、ローランドピアノ・デジタルの秋の新製品をいち早くご紹介します。
新しいHPシリーズ♪
秋の某日、HPシリーズとスタイリッシュ・シリーズのF-110の新製品発表会にお邪魔しました。私自身は、初めて電子ピアノを知ってから約25年になります。長い間、電子ピアノの進化を見てきましたので、新製品が出るたびにワクワクします。
この秋発表されたのは、HP307、HP305、HP302、そしてスタイリッシュ・シリーズからF-110の4つのモデルです。
まずは新しいHPシリーズの最高峰HP307から見ていきましょう。
デジタルピアノにとって重要なのは、「ピアノの音」と、その音で演奏を存分に表現できる「鍵盤」ですよね。新HPシリーズのプレゼンテーションで、今回強く印象に残ったのは、「スーパーナチュラル・ピアノ音源」という新しいピアノ音源です。
グランドピアノを弾いている時、身体に自然に感じる「心地よさ」や「響きの気持ちよさ」の秘密は一体何なのだろうか!? と思うことがあります。先日も初心者の大人の生徒さんが「先生! どうしてグランドピアノってこんなに気持ちがいいのでしょう?」「気持ちよくてずっと弾いていたいです♪」なんて目を輝かせておっしゃいました。そんなわけで最近は、グランドピアノの大屋根(上蓋)を持ち上げ、全開にしてレッスンしています。自分の奏でている音が気持ちよく感じられると、ピアノを練習するのが楽しくなりますよね。
そんなアコースティック・グランドピアノの音や弾き心地を追及して生まれたのが、新しいHPシリーズ。実際に会場でHP307を弾いてみて、とにかく驚きました! 明らかにこれまでのデジタルピアノの音とは違います。「スーパーナチュラル・ピアノ音源」という言葉の通り、実に自然なピアノの音なのです。ぎこちなく感じる部分がまったくありません。聴こえるか聴こえないかくらいのpppの繊細な音、力強い音、鋭く尖ったfffの音など、さまざまな表情の音色を、自分の思うままに表現できました。
いい音の秘密は?
「スーパーナチュラル・ピアノ音源」はローランドの最高峰デジタルピアノ「V-Piano」のテクノロジーと従来のサンプリング音源が融合して生まれた新音源。これまでは段階的に表現されていた強弱による音色変化が、タッチの強弱に合わせて無段階に表現できるようになったことで、より自然な音色が実現されているとのこと。
さらに、世界中の銘器と呼ばれるさまざまなコンサート・グランドピアノの88鍵すべてを、一鍵ごと丁寧にサンプリングした「88鍵ステレオ・マルチサンプリング」を採用しています。
そして音のよさの秘密の一つは、音の消え方にもあるようです。アコースティック・グランドピアノの音が消える時、音量と同様に、音色も変化するそうです。これまでのピアノ音源では、音色変化なしに音が消えていたのですが、新しいピアノ音源では、アコースティック・ピアノと同じように自然に音色が変化しつつ消えていくんですよ。
音の消え際というと一瞬のことですが、HP307を弾いていて「気持ちいい!」と感じるのは、こんな細かいところまでピアノの音を研究し、再現しているからかもしれません。
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