こんにちは~ 春らんまんの季節、いかがお過ごしでしょうか? 毎年この時期は、ピアノ講師やユーザー向けにデジタルピアノやレッスンについてお話する機会が多く、今月も全国津々浦々、さまざまな楽器店や教室におじゃましました。鍵盤タッチや音などの基本的な話から、レッスンでのデジタルピアノの使い方など、いろいろと提案しています。よく話題になるのは、最近ピアノを始める生徒さんはデジタルピアノが非常に多いということ。しかも家や部屋のサイズが理由ではなく、おそらく「世の中が、そういう感覚になってきている」ということでしょうか。
セミナー終了後、デジタルピアノに関して「音やタッチはどうなの?」「どのくらい使えるの?」「初心者にオススメなのは?」「CDはつなげられるの?」「私のフロッピー・ディスクは使えるの?」などの質問を受けます。
デジタルピアノ……と、ひとことで言っても、音や鍵盤のクオリティ、その他スペックなど、メーカーや機種によってとても幅が広いですよね。“ピアノタッチの鍵盤”“グランドピアノの音を搭載”と謳っていても、実際にじっくり試弾してみると、その感想はさまざまです。
春はお稽古事を始める時期! 今回は、ピアノの購入や買い換えなどを考えていらっしゃる方に向けて、デジタルピアノを選ぶ際のポイントについてお話します。
3つのポイント♪
ローランドピアノ・デジタルには、6つのラインナップがあります。まずは『HPシリーズ』。最新のスーパーナチュラル・ピアノ音源を搭載し、音やタッチなど、ピアノ演奏の基礎にこだわり抜いたピアノです。『デジスコア・シリーズ』は、ピアノのクオリティはもちろん、演奏はもちろん、自宅での練習をサポートしてくれる機能がいっぱいのピアノで、自分が弾いた演奏やミュージック・データの演奏を譜面表示してくれます。そして、グランドピアノのフォルムが美しい『デジタルグランド・シリーズ』。ピアノの基本は押さえつつも、おしゃれでコンパクトな『スタイリッシュ・シリーズ』。さらに、スーパーナチュラル・ピアノ音源の高い表現力に加え、エレガントなデザインにもこだわった『LX-10F』や、弾いて歌って、さまざまな音楽の楽しさを体感できる『VIMA RK-300』と、バラエティ豊かな製品が揃っています。
この中からどうやって自分にあったものを選べばよいのか、迷ってしまうかもしれませんね。デジタルピアノの購入の際、様々なポイントがありますが、まずはこの3つ。
『何のために買うのか』 『どんな場所に置くのか』 『予算』
これらについて、アドバイスしてみたいと思います。
ポイント1:何のために買うのか
誰がどんな目的で弾くのか。それをふまえて、品質、予算、置き場所、機能、重さ、デザインなどを考えていきます。楽器屋さんやインターネットで調べていると、ついつい"価格比較"をしてしまいがちですが、本来、楽器は値段を比較して買うものではありません。じっくり研究して、お店で弾き心地を確かめ、納得してから買うものです。その中でも、特に『使う目的』はとても大事ですね。
・ピアノの練習
・アンサンブルも楽しみたい
・家族で弾いて楽しむ
・曲を作ったり、ドラムやベース、ストリングスなどの多彩な音を重ね録音してバック演奏を作りたい
・自宅以外の場所にピアノを運んで演奏したい
etc......。
以前にも書きましたが、私の生徒さんの中には15~20年前の電子ピアノを、今でも大切に使っていらっしゃる方が何人もいます。つまり、そんなに買い換えるものではないんですよね。
ですから、楽器を選ぶ際は「とりあえず、そこそこ鳴ればいいや」という選び方は、しないで欲しいのです。今は、ただピアノを弾くだけが目的でも、将来はどうなりたいのかを想像してみましょう。
具体的な例を挙げると、内蔵曲には伴奏付きのものもあるので、どのモデルでもアンサンブル演奏は楽しめます。しかし、「USBメモリー端子」が付いていないものは、インターネットでダウンロードしたミュージック・データ/音楽などを鳴らすことができません。また、自分が録音した演奏をピアノ本体には保存できても、USBメモリーを経由してPCで鳴らしたり、友人にメールで演奏を送ったりはできません。
「今はそんなことしないからなー」と思っていても、後から「やっぱり必要だった!」という声を聞くことも少なくありません。ですから、将来的に必要となりそうであれば、これはチェックしておきたい機能なのです。なお、カタログのスペック表で確認できますが、くれぐれも「USB端子」と間違えないでくださいね(これはパソコンと接続するための端子です!)。「USBメモリー端子」をチェックしてください。

▲写真2:演奏データをやりとりできる便利なUSBメモリー端子。演奏の邪魔にならないように、横方向に回転する親切設計♪
さまざまなジャンルの音楽を演奏したい場合や、家族で幅広くいろんな使い方をしたい場合は、デジスコア・シリーズがオススメです。中でもHPi-7Sは音や鍵盤がしっかりしている上に、練習のためのレッスン機能がとても充実しているので、特に生徒さんに適していると思います。
さらにミュージック・データを使って上級なアンサンブルを楽しみたい場合は、「デジスコア」機能を搭載したKR117MRやKR115Rがいいかと思います。世界中の音楽スタイルや、リズム・パターンに併せて演奏したり、自分でドラムやベースの音などを入れて伴奏データを作ることも可能です。そのため、2台目のピアノとしてレッスンに活用しているピアノの講師も多くいます。
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