こんにちは~ 新緑の季節、いかがおすごしでしょうか?
前回の連載では、ローランドピアノが続々と『スーパーナチュラル・ピアノ音源化』しているとお話しましたが、いよいよ6〜7月には、デジタル・グランド・シリーズ「RG-1F」&「RG-3F」が発売されます。ゴールデンウイークに開催された、クラシック音楽の祭典「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン(「熱狂の日」音楽祭2010)」でも展示されていたので、すでにご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。新しい音源はもちろん、「PHAⅢアイボリー・フィール鍵盤」と「プログレッシブ・ダンパー・アクション・ペダル」も搭載しています。約一畳分のスペースに置けるデジタル・グランドピアノですって! 楽しみですね。
さて、レッスンでは生徒さんに「がんばって毎日練習しましょう」なんて言っていますが、練習の時間を取ることってなかなか難しいですよね。「平日は時間がないので、練習は土日のみ」という方もいますし、夜間のヘッドホン練習がほとんど……という方も少なくありません。
この連載の読者アンケートや講師さん向けのピアノ・セミナーなどの質問でも、「どうしたら効率よく練習できるでしょう?」「練習をサボらないようにするには?」「デジタルピアノの機能を活用した練習法はありますか?」など、「練習」に関する質問が多く寄せられます。
今回は、上級者向けではなく、初心者や趣味でピアノを弾いていらっしゃる方々(主に大人の方)に、ずばり「練習」についてお話したいと思います。
目標を持って♪
ひと言で『ピアノを弾く』と言っても、いろんなスタイルがありますね。例えば......
・クラシック曲を弾く (譜面通りに)
・ポピュラーやジャズの曲を弾く (アレンジ譜を参考に)
・メロディにコード・ネームが付いた程度の譜面を見ながらの演奏
・譜面なしで自由に演奏
・オリジナル曲の作曲
・バンドでの演奏
などなど。みなさんに当てはまるスタイルはありますか?
ピアノを弾くうえで大切なことは、「どうして、何のためにピアノを弾いているのか」ということ。生徒さんの中には、音楽に対する想いを心に秘めていて、レッスンが進むにつれ、ピアノに対する夢を少しずつお話してくれることもあります。
今すぐでなくても、数年後に「あの曲を弾きたい!」「あんな風に奏でたい!」と、具体的に目標をイメージできるかどうかは、とても大切なことなのです。

▲写真3: 弾きたい曲がたくさん~
自分のペースは?
「ピアノとどんな風に付き合うのか......」という点も、人によって違います。特に、音楽を趣味としてやっている大人の方には、その方に合ったペースというものがあります。
「半年に1曲」くらいのペースで、じっくり時間をかけてレパートリーを増やしていきたいという方もいます。一方、やるからには、演奏検定を受けてがんばりたいという方も。
そこで、まず『自分は今、どういう状況なのか、どんなペースで音楽と関わりたいのか』を考えましょう。
仕事や子育てで忙しい方も、「練習時間がない」とあきらめないで、一日のスケジュール、一週間のスケジュールをざっと紙に書き出してみてください。どこかに隙間時間が見つかるかも。
また、どこの時間をやりくりすれば練習の時間が取れるのかなども見えてきます。
子供さんの場合、学校から帰ってきて宿題する前に30分とか、お風呂の前に20分とか、固定の場所を見つけるようにしましょう。大人の方も、PCをつける前に10分とか、ツイッターでつぶやく前に10分とか習慣づけるといいですよ。
練習するにあたって♪
読者のみなさんは、今、どんな曲を弾いていますか? 練習のポイントをいくつかお話します。
●短時間の練習でも目標を持ちましょう
一番いけないのは、練習している曲を、ただなんとなく1~2回弾く大ざっぱな練習。
短い時間でも「苦手なリズムを克服しよう」とか「エネルギッシュなクレッシェンドで弾こう」とか目標を持ってやりましょう。
●弾いている曲はどんな曲?
家で練習する時間がない場合、鍵盤がなくでも、譜面を見ていろんな勉強ができます。
今、取り組んでいる楽曲はどんな曲なのか、曲の特徴を見ていきましょう。まず何調なのか? 曲の調が分からないまま弾いているというのは、絵の具の色が分からないまま絵を描いているような感じですよ。
・調、拍子は?
・どんなフレーズやリズムが出てくるか?
・構成は? 同じパターンは出てくるか?
・どこが難しいか?
などなど。譜面のリズムだけを打ってみるのも、鍵盤がなくてもできる練習のひとつです。もちろんリズムが取れていないと弾けるわけありませんからね。リズムだけノートに書き出して、時間があるときに机や膝などで打つ練習をしましょう。
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