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第43回:HPi-7F 徹底検証 その4 ~デジタルピアノ、基本の基本1♪~

こんにちは。今年も残すところあと数日、年末そして年始、いかがおすごしでしょうか?

2010年の秋にローランドピアノ・デジタルのデジスコア・シリーズ HPi-7Fが発売されてから、約3ヶ月が経ちました。以来、全国津々浦々、さまざまな場所でこのピアノの紹介をしてきました。セミナー中に、「そんなことができるの!?」「その言葉はそういう意味だったの!?」というような声があがります。長年、ローランドピアノに携わっていると、操作や機能に関してついつい“当たり前♪”という感覚になっているところも多いのですが、初めて使う方にとっては、素朴な疑問や分からない機能があるかもしれません。ほとんどの読者の方が、デジタルピアノを初めて購入されたか、もしくは教室などで使っていらっしゃる方かと思います。

そんなわけで今回は『デジタルピアノ、基本の基本』と題して、知っておくと便利な設定や機能をつれづれにご紹介します。

HPi-7F

▲写真1:HPi-7F

自分仕様に♪

デジタルピアノが届いたら、まずは音を出してみますよね。みなさんはデジタルピアノをどんな部屋に置いていますか? 広さは? また部屋の床はフローリングでしょうか? じゅうたんでしょうか? 置いている部屋の状況によって音の響き方も違ってくるんですよ。お家に届いた時(工場出荷時)は、もちろん標準のよい状態になっていますが、さらに自分に合う状態で弾けるように、いろいろと確認してみましょう。

[ピアノデザイナー]のボタンを押すと、音や鍵盤に関するさまざまな設定ができます。

▲画像2:ピアノデザイナーで、さまざまな設定ができます

たとえば、大屋根を選んでみます。日本語で解説してくれているので、取扱説明書を見なくてもよく分かります。

▲画像3:説明が分かりやすくて安心♪

通常は【4】に設定されていますが、これを操作パネル上の上下矢印で変更することで、音の感じが随分変わります。試してみてくださいね。たとえば歌の伴奏などの時は、全開でなく大屋根【1】くらいにします。逆にピアノの音をしっかりと出さないといけないような華やかなアンサンブルの場合は、【5】もしくは全開の【6】にします。

▲画像4:音の違いをご自身の耳で確かめてみてくださいね♪

キー・タッチを選択すると次のような画面になります。自分の指に合わせて、右側の数値の設定でさらに細かく好みの状態にできます。

▲画像5:鍵盤の弾き応えを調整できます♪

私はキー・タッチを【少し重い】に設定していますが、少し音がこもったような印象になるので、いつもパネル上の[設定]ボタンから[音の明るさ]を選び調整しています。

▲画像6:キー・タッチを重くする場合、音の明るさも調整してみましょう♪

ピアノを選ぶ際に、キー・タッチというのは重要なポイントです。ピアノの鍵盤は重ければよいというわけではなく、自分の思う音をしっかりと受け止めて表現してくれる鍵盤かどうかが大事になります。ちゃんと連打ができ、しっかりと弾き応えがあることもとても大切。そのあたりも細かく設定できますので、なんとなく【標準】のタッチでは物足りなく感じたら調整してみてくださいね。

【軽い】を選ぶと、逆に音がとてもクリアになります。これも[音の明るさ]で落ち着いた音に調整してみてください。年配の方や指の力が弱ってしまって「もうピアノは弾けないかも」と思っている方、あきらめないでください。鍵盤を【軽い】に設定にして、ピアノを楽しんでいただけるといいなと思います。

電源を切っても、次に電源を入れた際にいちいち音に関する設定をしなくていいよう、楽器本体に記憶させておくことができます。[設定]から「メモリー・バックアップ」をしてくださいネ。

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Profile

笹田優美(ささだ ゆうみ)

笹田優美(ささだ ゆうみ)

国立音楽大学教育音楽学科在学中よりローランドのデモンストレーターとして活動。吉祥寺系アングラバンド"KORIE-DAN"でピアノ&シンセサイザーを担当し"曼荼羅" をベースに定期的にライブを行う。大学卒業後、高校教師(音楽科)を経て、ローランドの教材開発スタッフおよびクラシック、ポピュラー・ピアノ担当として後進の育成にあたる。現在、自宅スタジオMUSIC OASIS VERDEを主宰。レッスンの他、全国各地にて音楽指導者向けのセミナーを行う一方、コミュニティFM の生放送のパーソナリティや、音楽番組の企画・制作などでも活躍している。
趣味はバリ舞踊&アロマテラピー