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> 第57回:デジタル楽器と教育について

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録音♪

「録音する」こと……例えばピアノのレッスンで「録音しよう!」というと、生徒はよく練習をするようになります。記録に残るとなると、人は少しでもよいものを残そうとするからでしょう。そして、録音するにあたっては、どんな音でどんなテンポで弾くかをイメージするなど、心の準備をしっかりし、心地よい緊張を持ちながら演奏します。これだけでもずいぶん教育効果があるうえに、録音した自分の演奏を客観的によく聴き、冷静に評価できます。そして、よくなかった点は次に改善しようとするでしょう。

「吹奏楽の基礎練習における電子楽器活用事例」では、吹奏楽の指導者として著名な佐藤正人先生が登場。実際に指導されている楽団の練習や本番などで録音したSD/CDレコーダー『CD-2i』の音などを交え、エピソードと共にお話くださいました。

CD-2iは音程を変えることなく、録音した演奏のスピードやキーの変更ができます。練習を録音して、スピードを遅くして再生。チェックしてみると、テンポの速いフレーズをきれいに弾けているかをしっかりチェックできてとても勉強になる……など、さまざまな活用例を紹介してくださいました。またCD-2iの音質のよさ、そして何枚もその場でコピーしてCD作成ができることなど、使いやすさも強調されていました。

▲写真6:あらゆる学習のサポートとなるCD-2i。操作も簡単です♪

CD-2iについては、講師目線で、以前の連載でご紹介いたしましたので、バックナンバー『第51回:CD-2i レコーダーを使おう~PCなしでCDが作成できるレコーダーCD-2i♪~』も参照ください。

私は、「音楽教育におけるデジタルピアノの活用例」というテーマで、デジタルピアノの機能の中から、「録音」やミュージックデータを使ったリズム・トレーニング、授業の教材に使えるデジスコアによる譜面作成など、この連載でも紹介している活用例を中心にお話しました。

▲写真7:譜面表示機能は便利♪

デジスコア・シリーズは、特別なソフトなどを使うことなく、日本語操作で誰でも簡単に譜面作成が可能です。弾いて録音すれば、譜面になり紙に印刷できるので、作曲などの創作授業のほか、教材作りにも活躍すると思います。最後に、音と映像も楽しめるということで、自分の撮った写真を液晶画面にスライドショーで流しつつ演奏できる例なども紹介しました。

▲写真8:会場のみなさんと一緒にリズム・トレーニング♪

その他、会場には、最新の映像機器やアンプ類、鍵盤楽器ではシンセサイザーや、クラシック・オルガン『C-330』、電子チェンバロ『C-30』も展示してあり、注目を集めていました。ホールのような広いスペースがなくてもパイプオルガンの響きを楽しめるなんて素敵です。これら“クラシック・シリーズ”の製品カテゴリー・サイトも、ぜひとも併せてご覧ください。

今回はデジタル楽器と教育についてお送りしました。学校現場の先生方は、生徒にとってよりよい音楽教育をするために、アイデアをたくさんお持ちです。最新のデジタル楽器やレコーダーは、授業の強い味方になるもの。これからも、さまざまな活用法、アイデアを発信していきたいと思います。

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Profile

笹田優美(ささだ ゆうみ)

笹田優美(ささだ ゆうみ)

国立音楽大学教育音楽学科在学中よりローランドのデモンストレーターとして活動。吉祥寺系アングラバンド"KORIE-DAN"でピアノ&シンセサイザーを担当し"曼荼羅" をベースに定期的にライブを行う。大学卒業後、高校教師(音楽科)を経て、ローランドの教材開発スタッフおよびクラシック、ポピュラー・ピアノ担当として後進の育成にあたる。現在、自宅スタジオMUSIC OASIS VERDEを主宰。レッスンの他、全国各地にて音楽指導者向けのセミナーを行う一方、コミュニティFM の生放送のパーソナリティや、音楽番組の企画・制作などでも活躍している。
趣味はバリ舞踊&アロマテラピー

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