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第58回:HP507新登場♪ 第58回:HP507新登場♪

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こんにちは。ようやく春らしくなってきました。いかがおすごしでしょうか?

2月末に、デジタルピアノのHPシリーズが新しくなりました。HP507を筆頭に、HP505、HP503の3機種です。

ローランドのデジタルピアノは、スタイリッシュでコンパクトなピアノから多機能なタイプ、さらにはグランドピアノ・タイプまで、さまざまなラインナップが揃っています。「ピアノとどんな風に付き合っていきたいか……」という将来的なことも考えつつ、自分に合ったピアノを選ぶことが肝心です。今回は新製品のHP507を中心にお話します。

▲写真1:HP507

安心の鍵盤、音、ペダル♪

ピアノの講師さん向けのセミナーを、全国津々浦々、実施しております。そこで参加されるピアノ講師さんに、生徒さんの状況について聞いてみると、都市部に限らず、全国的にピアノを習っている生徒さんは、アコースティック・ピアノで練習している人よりも、デジタルピアノで練習している人の方が多くなってきているようです。これは、「住宅環境や練習時間を考えて音量が調整できる」「ヘッドホンでの練習もできる」「サイズがコンパクト」という理由はもちろんですが、デジタルピアノそのもののクオリティが上がったこともあると思います。

「デジタルピアノ」とひとことで言っても、必ずしもみなさん全員がピアノ演奏技術の基礎を学ぶ人にふさわしい品質のピアノで練習できているとは限りません。残念ながら、状態のよくない昔のデジタルピアノや、新しいものであっても鍵盤の性能が不十分なピアノで練習している人も多いです。そのような状況から、「デジタルピアノの生徒はピアノ演奏の基礎がなかなか身につかない」と、先生方の悩みの種にもなっています。ここで言う演奏の基礎とは、「打鍵での繊細かつダイナミックな音楽表現」「ペダルを適切に使いながらの演奏表現」などです。

「これからピアノの演奏の基礎をしっかり身につけたい」という場合、カチャカチャとした軽い鍵盤や、逆に連打が難しいような重い鍵盤のピアノでは、なかなか基礎が身につかないので気をつけてくださいね。また、ペダルもとても重要です。今は初心者であっても数年後にはダンパー・ペダルを踏みます。ポピュラー曲を演奏する場合は、初歩的なアレンジの曲でもダンパー・ペダルを使うことが多いです。細かいニュアンスまで再現してくれるペダルを搭載しているのかどうかも、しっかりとチェックする必要があります。

新しいHPシリーズは、音、鍵盤タッチ、ペダルというピアノの基本性能が、すべて最高峰モデルと同じのものになりました。

▲写真2:アイボリー・フィールの鍵盤♪

▲写真3:ダンパー・ペダルの性能を見極めましょう♪

ピアノの音源や鍵盤がよくなっているのはもちろん、エントリー・モデルのHP503にも、演奏表現に大切なダンパー・ペダルに「プログレシッブ・ダンパー・アクション・ペダル」が搭載されたことは驚きです! ペダルの踏み始めは軽く、ダンパーが動き始める瞬間から重みを感じる踏み応えや、ハーフ・ペダルもアコースティック・ピアノと同じように再現されています。そのあたりも試弾して体感してみてくださいね。

弾き応えは大事です♪

私の教室には、新しいデジタルピアノとグランドピアノ、そして15年前のデジタルピアノがあります。新旧2台のデジタルピアノを弾き比べてみると、昔と今の大きな違いは、音やタッチ、ペダルはもちろんですが、演奏している際の「弾き応え」「弾き心地」です。音のバイブレーションを身体にしっかりと感じることは、ピアノを演奏するうえでとても重要なのです。新しいHPシリーズの中でも、上位モデルのHP507とHP505を試弾して、これまでのピアノと一番の違いを感じたのは、まさにその「弾き応え」でした。これまでのモデルでは、音の広がりなど改良されつつも、まだ少し平面的に感じていましたが、今回はピアノの音を、グランドピアノを弾いている時のような音圧で感じることができました。

弾いていて本当に気持ちいいのです。その秘密は、グランドピアノ独特の立体音場空間を再現した「アコースティック・プロジェクション」にあるようです。音の広がりや奥行きを感じながら、ピアノ演奏が楽しめるように設計されているのですね。弾く人が手元で直に感じる音、上から包み込むような音の響き、またピアノの下から響くキャビネットの鳴りなどが、マルチ・ステレオ・スピーカーそれぞれから再生されます。HP507には6つのスピーカーが(HP505には4つ)あり、立体感のある音の広がりを感じながら、演奏を楽しめるようになっています。また「ピアノ・デザイナー」機能では、部屋の状況や自分の好みの状態にピアノの音や響き、キー・タッチなどを調整できます。

▲写真4:「ピアノ・デザイナー」で、ピアノを最適な状態に調整できます♪

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Profile

笹田優美(ささだ ゆうみ)

笹田優美(ささだ ゆうみ)

国立音楽大学教育音楽学科卒業後、高校教師(音楽科)を経て、ローランドの教材開発スタッフおよびクラシック、ポピュラー・ピアノ担当として後進の育成にあたる。現在は自宅スタジオMUSIC OASIS VERDEを主宰。レッスンや執筆活動の他、全国各地にて音楽指導者向けのセミナーを行う一方、コミュニティFM の生放送や音楽会のナビゲーター、音楽番組の企画・制作などでも活躍している。

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