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SYNTHESIZER V-Synth GT 第13回:Fantom-G徹底分析 その4 ~SuperNATURALエクスパンション・ボードARX-02 Electric Piano解析~ 齋藤久師

皆さん、こんにちは! 齋藤久師です。さて、今月は前回に引き続き、新開発SuperNATURALエクスパンション・ボードARXシリーズ(以下、ARX)の第2弾、ARX-02 Electric Pianoを特集してみましょう!

ARX-02 Electric Piano

▲写真2:ARX-02 Electric Piano

ARXのエレピ・サウンドをチェック!

前回のARX-01 Drumsの特集でご紹介した通り、このARXは、単に音色を拡張できるだけではありません。ボードそのものがひとつの"頭脳"であり、追加音源としてボード単体で動作させることができ、単独でさまざまな楽器のチューニングや音作りが可能となっています。

そのARX第2弾として登場したARX-02 Electric Pianoは、その名の通り、これまでの音楽の歴史にその名を刻んだエレクトリック・ピアノのすべてを表現すべく、実に長い年月をかけて開発されました。

そのARX-02のボードに詰め込まれたたくさんのサウンドの中から、まずは代表的なプリセット・サウンドをいくつか聴いてみましょう。

今回は、この優れたエレクトリック・ピアノ・サウンドを、ピアニストの森本真也さんによるデモ演奏を交え、ご紹介します。


●001:ARX Suit Case

"スーツ・ケース"という名前が付けられているくらいですから、もちろん"あの"エレクトリック・ピアノのサウンドですね(笑)! この響きは、完璧じゃないでしょうか。


●003:FM Tine

こちらもその名の通り、一世を風靡したFMシンセで作られた代表的なエレピ・サウンドですね。きらびやかで透き通るようなクリアなサウンドですね。


●004:Stage Wurly

この"ウーリー"も、かなり、というか、限りなくオリジナル・モデルに近いサウンドですね。独特のドライさと歪みを含んだサウンドに、心を打たれるエレピ・ファンも多いのではないでしょうか。

さて、同じフレーズで代表的なエレピ・サウンドを3種類聴いていただきましたが、いかがでしたでしょうか? このARX-02 Electric Pianoのサウンドが、いわゆるサンプリングされたウェーブのプレイバック音とは、ひと味もふた味も違った響きを持っていることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

それでは次に、この音色がどのように作り出されているのか、このボードの"頭脳"を覗いてみることにしましょう!

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