Top > mnavi Academy Synthesizer > 第26回:AX-Synth 徹底分析 その2 AX-Synthの内蔵音源を体感しよう!

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超リアルなSuperNATURAL&スペシャル・トーン

次に、音色セレクト・スイッチの上に青色の文字で書かれた注目のSuperNATURALとスペシャル・トーンのサウンドを聴いてみましょう。

●VIOLIN

実際にバイオリンを演奏しているかのような音色変化や複雑な倍音成分によって、超リアルな演奏ニュアンスを実現している音色です。目を閉じて音だけ聴いていると、とてもシンセサイザーで演奏しているとは思えません。このリアルさは驚きですね。

●CELLO

チェロの弦と弓が擦れる音や胴の鳴り具合は、弾いていて本当に気持ちがいいものです。AX-Synthを縦に構えて、実際に弓を動かすように右手で演奏すると、より気分も高揚してくるかも!?

●SHAKU-HACHI

和楽器の代表的存在である尺八の音色を、SuperNATURALによりリアルに再現。微妙な息使いによる尺八独特の音色変化やブレスのノイズなど、とてもリアリティのあるサウンドで、ワビ・サビの世界を演出できます。さすが日本を代表するシンセ・メーカー、ローランドの真骨頂とも言える音色のひとつです。

●TROMBONE

グリップ部に用意された各種コントローラーによって、演奏時の息の吹き加減のニュアンスを調整できます。これによって、単なる音量の変化だけでなく、トロンボーン特有の強弱による音色変化までをも表現可能にしています。

●TRUMPET

ここからの4つが、AX-Synth専用に作られたスペシャル・トーンです。これは、華々しいフレーズにぴったりなトランペット・サウンド。しかもシンセサイザーですから、実際の演奏では不可能な和音も鳴らせますので、ブラス・セクションのアンサンブルを1人でプレイすることも可能です。

●SAX

甘い音色が魅力的な中音域から、渋みのある音色の低音まで、サックスの醍醐味がそのまま味わえるトーンです。ロックからポップス、そしてジャズまで対応できる、リアルなサウンドですね。

●STRINGS

艶やかで、透明感のあるストリングス・アンサンブルは、映画のサウンド・トラック制作にも使えるほどのクオリティ。素晴らしい表現力を持ったトーンです。

●JAZZ SCAT

ベロシティー(鍵盤を押す強弱)によって、さまざまなスキャット・フレーズが飛び出すユニークなトーンです。アドリブに使うなど、面白い使い方がいろいろと思い浮かびますね!

コラム:パソコンで音色をエディットしよう

AX-Synthには、パソコンで音作りが行える専用エディター・ソフト&ライブラリアン・ソフト「AX-Synth Editor」が用意されています。これを使えば、本体では調整できないパラメーターの変更や音色の管理が可能です。
AX-Synth Editorは、AX-Synthの製品ページの[サポート情報]→[ダウンロード]タブから、無償でダウンロードができます。

▲画像5:AX-Synth Editor(画像はWindows版。Macintosh版も用意されれている)。

今回ご紹介した音色は、AX-Synthの内蔵音源のほんの一部です。豊富に用意されたサウンドをさらにエディットして、ギタリストやボーカリストに負けないステージングを楽しんでください!

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Profile

齋藤久師(さいとう ひさし)

齋藤久師(さいとう ひさし)

91年ビクターエンターテインメントより日本初のテクノユニット『ガルトデップ』でデビュー。ユニット休止後、さまざまなクラブ系ユニットに参加し海外でのディストリビュートも積極的に行う。1996年よりステージ衣装から機材などすべてを完璧に模したYMOの完全コピーバンド『Yセツ王』として活動。リアルタイムにYMOを体験した熱心な固定ファンのみならず、YMOのライブを見たことのない若いファンをも獲得している。チップチューンをフィーチャーしたユニット『8bit project』のメンバーとしても2枚のアルバムをリリース。そのほか雑誌などでのレビュー執筆と、多方面で活躍中。