Top > mnavi Academy Synthesizer > 第27回:デジタル時代のミュージック・コンクレート その1 R-09HRでフィールド・レコーディング~音素材を集めよう

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R-09HRでフィールド・レコーディングを楽しもう!

R-09HRを野外に持ち出して、いろんな音を録ってみました。早速紹介しましょう。

●花火

最初は、夏の風物詩「花火」の音を録音してきました。打ち上げ場所から少し離れた街中からの録音で、見物客の歓声も同時に録音されています。

▲写真3:打ち上げポイントから遠く離れた場所なら、マイク・ゲインは「H」でOK。近くで録るなら、レベル・オーバーしないように「L」に設定しよう。

●電車

次は、R-09HRのステレオ感を試すべく、踏切を通過する電車の音を録音してみました。最初は、振動を防止するために本体を手で持って録音してみましたが、R-09HRのクッション性のあるラバー材質ボディの効果で、直接柵の上に置いて録音しても電車の振動によるノイズはまったく入らず、きれいな音で録音できました。

▲写真4:ちなみにこの電車は、東急東横線の特急です(笑)。

家の中も"音"の宝庫!?

フィールド・レコーディングは、何も野外でないと行えないわけではありません。今度はもっとも身近な、自宅の中の音を録音してみましょう。

●ドア

まずは、家中のドアというドアを開け閉めして、その開閉を録音してみました。ドアによって、意外にもこんなに音が違うんですね!

▲写真5:ドアその1。

▲写真6:ドアその2。

▲写真7:ドアその3。

▲写真7:ドアその4。

●カーテン

そして、カーテンを開け閉めする音です。毎日耳にしている音でも、改めて聴いてみると、印象が変わりますね。

●水道

これも毎日聴いている水が流れる音。

●テーブル

ガラス製のテーブルに車の鍵を投げ置いた音です。

●ガスコンロ

最後に、台所でガスコンロを着火する音も録ってみました。


さて、いかがでしたしょうか? R-09HRを使えば、自然界にある音のほとんどすべてを録音できます。こうやって、実際に身の周りの音を録音して聴いてみると、聴き慣れた音でも印象が変わってきますよね。感性が豊かな方なら、これらの音の断片を聴いただけでも、さまざまな音楽的なアイデアが生まれてきたのではないでしょうか?

次回は、この音をサンプラーに取り込んで、音素材を並べたりレイヤーさせたりして音楽的に構成していくことにしましょう! お楽しみに!!

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Profile

齋藤久師(さいとう ひさし)

齋藤久師(さいとう ひさし)

91年ビクターエンターテインメントより日本初のテクノユニット『ガルトデップ』でデビュー。ユニット休止後、さまざまなクラブ系ユニットに参加し海外でのディストリビュートも積極的に行う。1996年よりステージ衣装から機材などすべてを完璧に模したYMOの完全コピーバンド『Yセツ王』として活動。リアルタイムにYMOを体験した熱心な固定ファンのみならず、YMOのライブを見たことのない若いファンをも獲得している。チップチューンをフィーチャーしたユニット『8bit project』のメンバーとしても2枚のアルバムをリリース。そのほか雑誌などでのレビュー執筆と、多方面で活躍中。