みなさん、こんにちは! 齋藤久師です。身の周りの環境など、さまざまな面が一新する4月。ローランドからも、究極のアナログ・モデリング・シンセサイザー『GAIA SH-01』が発表されました!
ローランド・シンセサイザーの名機、"JUPITER"や"JUNO"といった宇宙を表す広大なネーミングに負けず、世界の始まりから存在する「大地の女神」の名を冠したGAIA。今回から数ヶ月に渡り、このボディに秘められた高いポテンシャルを解析すると同時に、これまでプリセット主体のシンセサイザーしか触ったことがないといった読者のかたにも、もう一度シンセサイザーの基本を1から習得していただけるような特集を組んでみようと思います!
音作りを楽しむためのシンセサイザー、GAIA誕生
このGAIA、何が"究極"なのかというと、一見して分かるように、往年のアナログ・シンセサイザーと同じく、音作りに必要なすべての操作子がパネル上に用意されているのです。エディットの階層が深く、音色作りがおっくうに感じてしまいがちな近年のデジタル・シンセサイザーとは一線を画す大胆なデザインとなっています。
しかも、誰にでも直感的に操作が行えるモジュール構成となっていますので、シンセサイザー初心者であっても、GAIAを触っているうちに感覚的に音作りのノウハウを覚えることができます。最終的には、目を閉じていても音色がエディットできるようになるほど、とても分かりやすく作られているのです。これらのことからも、GAIAが「音作りを楽しむためのシンセサイザー」ということをコンセプトに開発されたことが伝わってくるでしょう。

▲写真2:筆者の自宅スタジオにGAIAがやって来た!
音作りの流れが理解しやすいパネル・レイアウト
では、GAIAの基本的な仕様を見てみましょう。各シンセサイズ・モジュールがブロックごとに色分けされており、信号の流れに沿って、左から右へとモジュールが並んでいます。これらの各ブロックについて、解説していきましょう。
まず、青い枠で囲まれた一番左のブロックは、周期的な音色変化をコントロールする「LFO」セクション。その隣には基本波形やレンジを選ぶ「オシレーター(OSC)」セクション、次にオシレーターで選んだ波形を加工する「フィルター(FILTER)」セクション、そうして作った音の出かたや消えかたを音量的にコントロールするエンベロープ機能を搭載した「アンプ(AMP)」セクションが並んでいます。これらのセクションだけを見ても、これまでアナログ・シンセサイザーを触ってきた読者の方であれば、一瞬にして音作りのイメージが沸くことでしょう。そしてさらに、さまざまなエフェクターを瞬時にエディットして加えることができる「エフェクト(EFFECTS)」セクションも用意されています。
各モジュールには、パラメーターを選択するための「ボタン」、手動により滑らかに設定を変化させられる「つまみ(ロータリー・フェーダー)」、そして時間的な音色変化をコントロールするエンベロープなどには、視認性の高い「スライダー」が採用されています。それぞれのトルク感(手応え)もチューニングされており、適度な重さでしっかりと動きが手に馴染みます。
このように、GAIAの音作りはアナログ・シンセサイザーと同じ操作方法が、そのまま採用されています。つまり、GAIAで音作りをマスターしてしまえば、他のどんなシンセサイザーの音作りにも応用できるのです!
- 1
- 2








