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第47回:JUNO-Gi連載その2:ライブ・セットのサウンドをチェックしよう~プリセットを徹底解剖!

みなさん、こんにちは! 齋藤久師です。新たにデザインされた1300種類以上の内蔵音色を持つJUNO-Gi。アコースティック楽器の代表的な音色であるピアノやストリングスなど、超高品位なサウンドがたくさん用意されているのですが、今回は、やはり『JUNO』という称号を継承している本機に相応しい“シンセサイザーならではのサウンド”にフォーカスを当てて、オススメのプリセット音色をご紹介したいと思います。

▲写真1:JUNO-Gi

スペシャル・ライブ・セットのサウンドを聴いてみよう

まずは、JUNO-Giのレイヤー機能を最大限に活かしたスペシャル・ライブ・セットにプリセットされた、ユニークなライブ・セット音色を紹介しましょう。

▲写真2:カテゴリー・グループ・ボタンの右端にある[SPECIAL LIVE SET]ボタンを押すと、スペシャル・ライブ・セットの音色が選ばれます。

●SPECIAL LIVE SET 001:Quick Bells

アッパー/ロワーと2ブロックにスプリットされた音域内に、さらに複数の音色がレイヤーされています。

アッパーにはソフトなアナログ・シンセ・パッド音色、そしてロワーにはアルペジオによる幻想的なフレーズを奏でるベルの音色「toy box」とシンセ・パッドが同時に発音するように仕掛けが施されています。

JUNO-Giは、4つの音(トーン)をレイヤーして演奏することができるので、このようにキャラクターのまったく異なる音を組み合わせてサウンド・アンサンブルを構成できるのです。JUNO-Giのライブ・セットのレイヤー構成については、前回の説明を参照ください。

▲写真3:SPECIAL LIVE SET 001:Quick Bells

●SPECIAL LIVE SET 004:Oxygenator

次に紹介する「Oxygenator」も複合レイヤーから構成されているスペシャル・ライブ・セットのプリセット音色です。

アッパー/ロワーともに、別々のエフェクトがアサインされているほか、アルペジエーターが設定されており、複雑なアンサンブルを1人でも簡単に演奏できるように作られています。

先に紹介した「Quick Bells」のサンプル音もそうなのですが、右手と左手ともに、指1本だけ、つまり2本の指だけで演奏しています。このように、例えば左手はロワーでベース・ラインを演奏し、右手ではコードやメロディなどを演奏すれば、1人で何役もの楽器を担当できるというわけです。

バンドで演奏する場合は、アルペジエーターのスピードなどをタップ・テンポでリアルタイムに合わせることができるので、バンドの演奏と簡単にテンポを同期することが可能です。

▲写真4:SPECIAL LIVE SET 004:Oxygenator

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Profile

齋藤久師(さいとう ひさし)

齋藤久師(さいとう ひさし)

91年ビクターエンターテインメントより日本初のテクノユニット『ガルトデップ』でデビュー。ユニット休止後、さまざまなクラブ系ユニットに参加し海外でのディストリビュートも積極的に行う。1996年よりステージ衣装から機材などすべてを完璧に模したYMOの完全コピーバンド『Yセツ王』として活動。リアルタイムにYMOを体験した熱心な固定ファンのみならず、YMOのライブを見たことのない若いファンをも獲得している。チップチューンをフィーチャーしたユニット『8bit project』のメンバーとしても2枚のアルバムをリリース。そのほか雑誌などでのレビュー執筆と、多方面で活躍中。