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第58回:JUPITER-80連載その10:JUPITER-80のプリセット・ライブ・セットで楽曲制作~前編 第58回:JUPITER-80連載その10:
JUPITER-80のプリセット・ライブ・セットで楽曲制作~前編

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みなさん、こんにちは! 齋藤久師です。昨年の秋から、シンセサイザーを肴に呑み語る会『シンセ・バー』というイベントを毎月開催しています。毎回、さまざまなシンセサイザーを取り上げ、そのシンセサイザーが使われた楽曲やアーティスト、そして歴史的な背景を、参加したみんなで語り合うというものです。スペシャル・ゲストとのトークや即興セッションなども交え、盛り上がっています!

今年からは、場所を代官山saloon(unit)に移し、会場でしか呑めないオリジナル・カクテル“シンセサイダー”を用意しております(アルコールが苦手な方のために、ノンアルコールの“ソフト・シンセサイダー”もご用意しております!笑)。ぜひぜひ、たくさんのみなさまのご参加をお待ちしております!(遠方の方は、USTREAMでご参加ください!)

さて、今回から2回に渡り、私が気に入ったJUPITER-80のプリセット音色だけを使用した楽曲を制作するとともに、その工程を紹介したいと思います。

▲写真1:JUPITER-80

USBメモリー・ソング・プレーヤー・レコーダー機能を活用!

シンセサイザーを使用した曲作りには、実にさまざまな方法があります。パソコンを使用したり、単体ハードディスク・レコーダーを用意したり、またはFantom-Gのようなワークステーション・シンセサイザーのみで曲作りを完結させる方法、などなど……。

今回は、JUPITER-80の「USBメモリー・ソング・プレーヤー・レコーダー」機能と、外部のDAWソフトを組み合わせた曲作りに挑戦したいと思います。

▲画像2:JUPITER-80は、USBメモリーに保存しているオーディオ・ファイル(WAV、MP3、AIFF)を再生したり、本体の鍵盤による演奏などをUSBメモリーに録音することができます。

ステップ1:リズム・パターンをUSBメモリーに録音!

まずは、曲の要となる「リズム」を作っていきましょう。あとでDAWを使った波形編集作業によって緻密にリズムを調整することが可能ですので、ここでは4~8小節くらいの短いブロックのリズムをいくつか制作してみます。

最初に、DAWソフトのシーケンサー(もちろん、ハードウェアのシーケンサーを使ってもOKです)から出力されるMIDI情報をJUPITER-80が受け取れるように、JUPITER-80とシーケンサーをMIDIケーブルで接続します。そして、JUPITER-80に用意された多彩なドラム・キットの中から、お気に入りのセットをチョイスします。

今回は、エレクトロニカ系のサウンドを作ろうと考えていますので、「Drums/SFX 0009:Machine Kit」を「PERC(パーカッション・パート)」に割り当てました。あとは、普段使い慣れているシーケンサーで、リズム・パターンを打ち込むだけです。それでは、作ったリズム・パターンを聴いてください。

▲画像3:プリセットDrums/SFX 0009:Machine Kit(トーン・リスト画面)

完成したリズム・パターンをJUPITER-80で鳴らしてオーディオ・ファイル化(WAV)し、USBメモリーにコピーします。そのUSBメモリーを、JUPITER-80の[USB MEMORY]端子に差し込みます。

次に、「SONG PLAYER/RECORDER」セクションの[SONG]ボタンを押すと、USBメモリーに保存されているオーディオ・ファイル(つまり、オーディオ化したリズム・パターン)が、ディスプレイに表示されます。これを再生させれば、JUPITER-80でオリジナルのリズムを鳴らすことができます。

▲画像4:本体パネル右側に「SONG PLAYER/RECORDER」セクションがレイアウトされています。

▲画像5:[SONG]ボタンを押すと、USBメモリーに保存されているオーディオ・ファイルの一覧が表示され、ファイル(曲)を選んで再生することができます。

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Profile

齋藤久師(さいとう ひさし)

齋藤久師(さいとう ひさし)

91年ビクターエンターテインメントより日本初のテクノユニット“ガルトデップ”でデビュー。ユニット休止後、さまざまなクラブ系ユニットに参加し海外でのディストリビュートも積極的に行う。1996年より、ステージ衣装から機材などすべてを完璧に模したYMOの完全コピーバンド“Yセツ王”として活動。その後、松武秀樹率いる“Logic System”への参加や、チップ・チューンをフィーチャーしたユニット“8bit project”のメンバーとしても2枚のアルバムをリリース。また2010年には著書「DTMテクニック99(リットー・ミュージック)」を出版した。2011年には自身のユニット「pulselize」のリリースに伴い、neuron recordsを立ち上げ。また、代官山UNITサルーンにおいて毎月行われる、シンセを肴に呑む会「SynthBAR(USTREAM:http://www.ustream.tv/channel/synth-bar-blue-monday)」をプロデュース中。

Hisashi Saito Official Website:
http://www.neuronrecords.com/

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