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第60回:特別講座:ローランド・シンセサイザーの魅力を探る(総集編) 第60回:特別講座:ローランド・シンセサイザーの魅力を探る(総集編)

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みなさん、こんにちは! 齋藤久師です。長い間ご愛読いただきましたRoland Music Naviでの連載「mnavi Academy Synthesizer」も、今回でいよいよ最終回となります。

思えば、前身である「MC club」時代からシンセサイザー連載を担当させていただき、もうかれこれ10年以上の歳月が経ったのですね~! その間に、ローランドが発表してきた数々のシンセサイザーを取り上げてきました。そこで最後に、これまでの連載を振り返ってみたいと思います。

▲写真1:最新のローランド・シンセサイザーたち(シンセサイザー・カテゴリー・サイト

思い出深いSH-32。驚異的なV-Synthの登場

MC club時代、最初に取り上げたモデルが「SH-32」でした。往年のローランド・アナログ・シンセサイザーを彷彿させる縦型スライダーを基調としたこのSH-32は、たまたま私が32歳の時に発売され、しかも称号が「SH=齋藤久師」という偶然も重なったことで、個人的にも非常に力を入れてレポートした記憶があります(笑)。肝心のサウンドも、電子的でとてもシンセサイザーらしく、ローランドの特長が実によく表現されたシンセサイザーでした。

そして、次に取り上げたのがVariPhraseテクノロジーを大々的に取り上げ、音の時間軸を自由自在に操作できるということで話題を集めたモンスター・シンセサイザー「V-Synth」でした。

基本的には、誰もが慣れ親しんだアナログ・シンセサイザーのストラクチャーを採用しつつも、まったく新しいサウンド・メイクを実現したモデルでした。PCMシンセサイザーが全盛期の当時にあって、久々にV-Synthが生み出す「唯一無二のサウンド」を目の当たりにし、シンセサイザーが持つ可能性を再認識した1台でした。

このV-Synthは、その後もさらなる進化を遂げて、現在は「V-Synth GT」として、多くのプロフェッショナル・シンセシストに愛用されています。

▲写真2:本連載もV-Synth GTを取り上げた『第1回:V-Synth GT デュアル・コアをフル活用したオリジナルのパッチを作ろう!』からスタートしました。

常に進化し続けるローランド・シンセサイザー

その後もローランドは、「SH-201」、「JUNOシリーズ」、「Fantomシリーズ」など、数々の新しいシンセサイザー・ラインナップを発表し、「GAIA SH-01」、そして「JUPITER-80/50」へと繋がっていきました。

そんなローランド・シンセサイザーに一貫して感じることは、「ハードウェア電子楽器としての強いこだわり」です。シンセサイザーの醍醐味である、ツマミを動かし音を操るという感覚は、やはりハードウェアだからこその感覚であり、これこそが最大の強みだと言っていいでしょう。

▲写真3:Fantom-Gについては『第10回:Fantom-G 新世代ワークステーション、ついに登場!』から15回に渡り特集しました。

▲写真4:音作りを楽しむためのシンセサイザーGAIAが誕生したのは2010年4月。『第35回:GAIAが分かればシンセが分かる!~シンセの基本を学ぼう~』から7回に渡ってシンセサイザーの音作りの基礎を解説しました。

▲写真5:本連載の後半に取り上げたフラッグシップ・シンセサイザーJUPITER-80を継承したニュー・ラインナップJUPITER-50。音作りの基本的な考え方は、『第49回:JUPITER-80連載その1:遂に登場! JUPITER-80のSuperNATURAL音色を徹底解剖!』から始まるバックナンバーを参考にしてください。

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Profile

齋藤久師(さいとう ひさし)

齋藤久師(さいとう ひさし)

91年ビクターエンターテインメントより日本初のテクノユニット“ガルトデップ”でデビュー。ユニット休止後、さまざまなクラブ系ユニットに参加し海外でのディストリビュートも積極的に行う。1996年より、ステージ衣装から機材などすべてを完璧に模したYMOの完全コピーバンド“Yセツ王”として活動。その後、松武秀樹率いる“Logic System”への参加や、チップ・チューンをフィーチャーしたユニット“8bit project”のメンバーとしても2枚のアルバムをリリース。また2010年には著書「DTMテクニック99(リットー・ミュージック)」を出版した。2011年には自身のユニット「pulselize」のリリースに伴い、neuron recordsを立ち上げ。また、代官山UNITサルーンにおいて毎月行われる、シンセを肴に呑む会「SynthBAR(USTREAM:http://www.ustream.tv/channel/synth-bar-blue-monday)」をプロデュース中。

Hisashi Saito Official Website:
http://www.neuronrecords.com/

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