サウンドの良さはもちろん、リズム・ガイド、チューナー、すべてあるのが嬉しいですね
─ 今回、ヒザシさんにはMICRO CUBE RX(以下、MCUBE-RX)、テッドさんにはMICRO CUBE BASS RX(以下、MCB-RX)を試奏していただきましたが、率直な感想から聞かせてください。
H:とにかく楽しい! これに尽きますね。個人的には、これまでずっとフェンダーのアンプを使ってきたので、特にフェンダー・ツインリバーブをモデリングした「BLACK PANEL」のサウンドには感動しました。正直、ビックリです。こんな小さいサイズのアンプで、あの音が出せるなんて、これは嬉しいですね。

▲写真4:ヒザシお気に入りのセッティング。アンプ・タイプに「BLACK PANEL」を選び、リバーブは最大、これでギターをリア・ピックアップで奏でれば、すぐにGSサウンドがプレイできる。イコライザーはすべてセンター。「だって、これだけで充分気持ちいいんですもん(笑)」(ヒザシ)。
T:僕は、自分の音色のままで試してみたかったので、いつも使っているDIを接続して使ってみたんですが、どのCOSMアンプのサウンドもいいですね。僕的には、リズム・ガイド機能が気に入りました。最初はクリック程度かと思っていましたが、いろんなリズムが入っていて。これはいいよね。
H:このリズム・ガイドは遊べるよね。やっぱり、リズムは重要ですから。これは練習になりますよ。
T:練習のためだけに、わざわざリズムマシンを用意するも面倒だし、買うのも大変。だからといって、メトロノームじゃ味気ないですしね。しかもこのリズム・ガイドは、ロックからカントリー、ラテンといろんなリズムが作り込まれているのもいいですね。
─ ラテンだとかいろんなリズムにも、すぐに反応してセッションが始まるあたりは、さすが、ザ・キャプテンズ! という感じでした(笑)。
H:ひとつのジャンルで3つのバリエーションが用意されているじゃないですか。パターンがたくさんあるのが嬉しいですよね。TAP TEMPOスイッチを使ってテンポもノリで変えられるし。フット・スイッチで、リズムのオン/オフやタップをコントロールできるというのも便利ですね。それに、チューナーが搭載されているあたりは、さすがですね。
T:チューナーのボタンを押したら、ちゃんとミュートしてくれるし(笑)。
─ 通常はマニュアル・チューニングができ、チューナー・ボタンを長押しすると、クロマチック・チューナーとしても使えるんです。また、MCB-RXは5弦ベースにも対応しています。

T:さすがですね。ボスのコンパクト・タイプのチューナーTU-2を使っている人なら、使い方もすぐに分かりますし、こういう機能がアンプに搭載されているというのは、とても便利ですよ。
H:マイクを接続して使えるとか、AUX入力で携帯オーディオ・プレーヤーを接続できるとか、ギターやベースだけでなく、いろいろと接続できるというのも、プレイヤーからすると嬉しいポイントですよね。
T:そう、電池で駆動できるんですよね。
─ 単3アルカリ乾電池×6本で、MCUBE-RXは13時間、MCB-RXは11時間の使用が可能です。
T:音量も充分に大きくてビックリしました。ボリュームを最大にして鳴らすと、怒られるくらいの音量が出せますね(笑)。
H:すぐにストリートに持ち出して、いろんなところでライブができるね。
このアンプで、自分の方向性や好みのサウンドがきっと見つかるでしょう
─ 話をサウンド面に戻させていただきますが、ヒザシさんはCOSMアンプの「BLACK PANEL」がお気に入りとのことでしたが、他のアンプ・タイプはいかがでしたか?
H:METAL STACKなんか、もろにヴァン・ヘイレン風のサウンドだし、「R-FIER STACK」のローの感じも、メタルにぴったりですよね。エフェクトだと、やっぱりリバーブがとても気持ちいいです。「BLACK PANEL」とリバーブを組み合わせれば、すぐにGSサウンドが演奏できますよ(笑)。ちなみに、「BLACK PANEL」と「JC-120」では、それぞれのアンプのリバーブまでモデリングされているんですか?
─ リバーブとしては同じものがかかっているんですが、COSMアンプは、単にアンプの質感をシミュレーションするのではなく、発音原理自体をモデリングしているので、同じリバーブでもアンプ・タイプが変わることで、響きの質感が変わってくるのです。
H:なるほど。音源が変わることで、エフェクトのかかり具合も変化するわけですね。そのあたりは、やはりボスのノウハウが投入されているんですね。
T:ボス・クオリティのエフェクト内蔵というだけで、スゴイよね。
─ テッドさんは、気に入ったアンプ・タイプはありましたか?
T:DIを使って試奏したということもあって、オリジナルの「SUPER FLAT」はなかなかいいですね。フェンダーBassman100をモデリングした「B MAN」も、独特の真空管アンプのテイストが出てますよね。このアンプって、歪ませた時に癖があるんですが、ゲインを上げるとその質感までちゃんと出るのは驚きました。スラップ・ベーシストなら、「SESSION」がオススメですね。
─ ザ・キャプテンズだと、あまりスラップはしないでしょうが……。
T:いや、結構いろいろと試してるんですよ(笑)。そんな中でも、AmpegのB-15をモデリングした「FLIP TOP」が、とても気に入りました。モータウンにバッチリ。このサウンドは大好きですよ。「CONCERT 810」は、真空管テイストの爆音系ロック・サウンドですけど、曲によって「FLIP TOP」と使い分けてみると、面白いかもしれませんね。こうやって、いろんなアンプ・タイプのサウンドを弾いてみることで、自然と自分の好みが分かってきますよね。自分はこのタイプのサウンドが好きなんだ、っていう。自分自身を知れるアンプ。

▲写真5:テッドのオススメする60年代風歪みサウンドのセッティング。アンプ・タイプはお気に入りの「FLIP TOP」で、イコライザーはミッドを上げ目にする。こうすることで、ベース・ラインが見えやすくなり、プレイに自信が持てるようになると言う。
H:この1台で自分の方向性が見えてくれば、そこから先は、アンプやエフェクター選びにこだわっていけばいいしね。
T:そもそも、普通は何台もアンプを買えないしね。かと言って、初心者だと店頭で試奏するのも怖いじゃないですか。恥ずかしくて小さな音量で弾いたら、試奏の意味がないし(笑)。
H:これなら、演奏を聴かれたくなかったらヘッドホンで試奏すればいいしね(笑)。それでいて、サウンドがデジタル臭くない。ちゃんとアンプの音が鳴るのが驚きです。いやあ、これは本当に優秀ですよ。僕らがこれだけ遊んでしまうクオリティですから、これから楽器を始める人も、かつてテケテケやってたGS世代のみなさんも、ギターやベースをもっと楽しんでもらいたいですね。


Profile:ザ・キャプテンズ(L to R)
「やさしさそのもの」アレクサンダー・テッド(B)
「青春真っ只中の暴れ太鼓」ヨースケ(Dr)
「愛の貴公子」傷彦(Vo&G)
「ささやかなカリスマ」ヒザシ(G)
別々のバンドのリーダー格であったメンバーをリーダーの傷彦が「"GS"をやろうよ」と引き抜き、2001年に「杜の都、仙台」にて、自称「最後のグループサウンズ」としてザ・キャプテンズを結成。名前の由来は、ことわざ「船頭多くして船、山に登る」から。世代や性別を超えて楽しめる"GS"スタイルと、骨太のバンド・サウンドで地元・仙台で人気を広げ、ごみ減量を呼びかける宮城県のCMソングを手がけるなど、その活動を広げていく。そして2005年7月にシングル「失神天国~恋をしようよ~」でメジャー・デビュー。そのファン層を次第に広げ、2007年には140本超の国内ツアー、さらにアメリカ・ツアーを実現し、アメリカのインディーズ・レーベル「TOKYO no RECORDS」からベストアルバム『Last Group Sounds』をリリース。今年に入ってからも積極的にライブ活動を展開しながら、6/25に7枚目となるアルバム『薔薇色の未来』をリリースする。
オフィシャル・サイト:http://www.thecaptains.jp/
Information
■CD
『薔薇色の未来』

2008.6.25発売
Last G.S. Records
GSCR-1006 ¥1,575
■DVD
『薔薇色の軌跡~ザ・キャプテンズ映像作品集』

Last G.S. Records
GSDV-0003 ¥1,500
■LIVE
『失神天国~薔薇色の未来~』
2008/06/22(日) 仙台 LIVE STUDIO RIPPLE
『大・失神天国~薔薇色に染まれ~』
2008/8/31(日) 東京 池袋 アムラックスホール
《ライブツアー》
『失神サーキット~薔薇色の稲妻~』
2008/06/07(土) 埼玉 西川口Hearts
2008/06/08(日) 渋谷DESEO
2008/06/13(金) 新潟CLUB JUNK BOX
2008/06/14(土) HEAVEN'S ROCK Utsunomiya
2008/06/15(日) 郡山#9
2008/06/27(金) 浜松窓枠
2008/06/28(土) 名古屋 Electric Lady Land
2008/06/29(日) 心斎橋KINGCOBRA
2008/06/30(月) KOBE STAR CLUB
2008/07/01(火) 滋賀 B-FLAT
2008/07/05(土) 新宿LOFT
2008/07/06(日) 水戸club SONIC
2008/07/11(金) 青森Quarter
2008/07/12(土) 盛岡 CHANGE WAVE
2008/07/13(日) 仙台 LIVE STUDIO RIPPLE
《フェスティバル》
『LACHIC presents SAKAE SP-RING 2008』
2008/05/31(土) HOLIDAY NAGOYA
『いしがきMUSIC FESTIVAL '08』
2008/06/21(土) 盛岡城跡公園特設ステージ,Club Change WAVEステージ...etc
『ROCK ON FIRE!! in YAMAGATA』
2008/07/21(月・祝) 山形県大石田町桂桜公園野外ステージ
※詳細は、上記オフィシャルサイトをご覧ください。

