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自宅で弾いても充分にギターの雰囲気を感じさせてくれるアンプ

─ 今、お話に出た新しい小型ギター・アンプ、MICRO CUBE RXも試奏していただきましたが、こちらの率直な感想はいかがでしたか?

T:まず、単3乾電池で使えるっていうのが、本当に驚きですね。「えーっ!本当!?」って思いましたもん。それに、リズム・ボックス(リズム・ガイド機能)が入ってるっていうのが、最高ですね。

─ リズムは、ロック、ブルース、バラードなど、11ジャンルのリズムが搭載されているんです。

T:ブルースは、どんなリズムになってるんですか?(リズムを聴いて)ああ、これはいいなぁ。この[VARIATION]ってボタンは?

─ ひとつのジャンルに対して、3つのリズムのバリエーションが内蔵されているんです。

T:うわあー。僕は、これだけあれば充分ですよ。しかも、チューナーまで入ってるんでしょ? これはお得ですね。僕は以前、昔のCUBEシリーズを使っていたんですよ。自転車の荷台にエフェクターを入れたハードケースとギターをひもで括りつけてね、その上にCUBEを乗せて後ろ手で持ちながら、自転車をこいで友達の家に行ってましたよ(笑)。でも、昔のCUBEとサウンドも全然違いますね。音がよくてビックリしました。

─ そのサウンド面ですが、定番ギター・アンプをモデリングしたCOSMアンプのサウンドは、いかがでしたか?

T:僕は今、フェンダーのスーパー・リバーブをメインで使っているんですが、「BLACK PANEL」なんて、かなり質感が近いですよね。ナチュラルないい音がしてると思います。「BRIT COMB」も、VOXのサウンドがよく再現されてるし、それに本家「JC CLEAN」。僕は最近よく思うんですけど、JC-120って、本当に優秀なギター・アンプですよね。

─ デジタル・エフェクターも搭載されていますから、ディレイやリバーブはもちろん、フランジャーやフェイザーもかけられます。

T:このアンプ単体で、フランジャーまでかけられるっていうのは、とても便利ですよね。それにコーラスね! 昔、アルバイトしてボスCE-1を買ったのを思い出しましたよ(笑)。「BLACK PANEL」とリバーブの組み合わせもバッチリですしね。これは自宅でちょっと弾くだけでも、充分に雰囲気が出ますね。

MICRO CUBE RXは小型なだけでなく、
イメージした音がきちんと反映できる

─ COSMアンプの大きなメリットのひとつが、音量を小さくしてもハイゲイン・アンプ的な歪んだ音を出せることなんです。通常、真空管アンプは、きちんとドライブさせないと、あの歪み感は出せませんから、一般的な家庭で鳴らすのは、ちょっと無理ですよね(笑)。

T:そこがすごいよね。単に小型だとか、電池で動くというだけじゃなくて、イメージしたサウンドを、そのまま投影できるという点がMICRO CUBE RXの大きな魅力ですよね。

─ これだったら、デモ作りもヤル気になるんじゃないですか?(笑)

T:本当に、今、めちゃくちゃイメージできましたよ。実際に自分の部屋で、これを使って曲作りをしている自分の姿が。今の僕のデモ作りだと、リズムがなくてメロディに入り込みづらいという時には、わざわざパソコンを立ち上げて、それでリズムを鳴らしてエディロールのR-09HRで録っているんです。でもね、ノート・パソコンのスピーカーって小さいから、R-09HRをパソコンのスピーカーの近くに置いて、それで自分が離れたりして、距離で音量バランスを取ってるんですよ。めちゃくちゃアナログな録音方法なんです(笑)。でもMICRO CUBE RXなら、ギターの音も作り込めるし、リズムもすぐに出せるから、これ1台でデモ作りもバッチリですね。

─ COSMアンプには、定番アンプのモデリングの他にも、エレキ・ギターでアコースティック・ギターのサウンドを鳴らせる機能「ACOUSTIC」も用意されているんです。

T:(実際に演奏をして)あ、本当だ。確かに、エレアコっぽい感じの響きになりますね。最初、「これはいらんやろぉ~」とも思ったけど(笑)、音を出せない夜中にアコギを弾きたい時とか、これは使えますね。ヘッドホンでもモニターできるわけだから、いやぁ、これは本当に便利ですよ。僕が今やってるラジオ番組でも、たまに弾き語りとかするんですが、このアンプがあれば、もう何でもできそうですね。とにかく、使っていて"楽しい"と思えることが、一番いいよね。

─ トータス松本さんに、この小型アンプでこれほど喜んでいただけるとは、正直、思っていませんでした(笑)。

T:いや、僕はめちゃくちゃ好きですよ、こういうアンプは。「どんだけアナログ人間やねん!」ってことですよね(笑)。でもね、MICRO CUBE RXに搭載されている機能が、僕の求める一番の"便利さ"なんですよ。いろんなギター・サウンドが作れて、最低限のリズムが鳴らせる。このくらいの感じが、ちょうどいい。ここから、さらに音楽を広げていけそうだっていう、イマジネーションを残したデモが作れるというのが、いいんですよ。すべて完璧にできてしまうと、発想がそれ以上は膨らまなくて、音楽が小さくなってしまうんです。HD-1もそうなんだけど、必要なことはすべてできて、さらに想像の余地が残っている。そのクリエイティブさが、とても気に入りました。これで曲を作っている自分が、本当にイメージできましたもん。久しぶりに、可愛いCUBEに出会えて、嬉しかったなぁ。

 

トータス松本のプロフィール、及び最新情報は、mnavi Interviewページをご覧ください。