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Vol.32:ハヤシ&カヨ(POLYSICS)が語るシンセサイザーの魅力

ショルダー・シンセでこんなに太い音が
出せるというのは驚きだった

─ 今回、ハヤシさんとカヨさんのお2人には、ショルダー・シンセAX-Synthとモバイル・シンセJUNO-Diを試奏していただきましたが、まずAX-Synthの感想から聞かせてください。

ハヤシ(以下、H):昔、SH-101にストラップを付けて弾いていたことはあるんですけど(笑)、ショルダー・シンセを弾くのって、実は今回が初めてだったんです。とても弾き心地がよかったですね。重過ぎず、軽過ぎず、ちょうどいい重さで。しかも、ショルダー・シンセでこんなに太い音が出せるというのは、ちょっと驚きでした。カヨも、ショルダー・シンセって初めてだよね?

カヨ(以下、K):うん。ショルダー・シンセって「弾きにくいんじゃないか」とずっと思ってたんですが、AX-Synthは弾きやすいですね。ハヤシくんが言ったように、音もすごくよくてビックリしました。しかも、いろんな機能が付いているんですね。

H:多機能だよね。従来のものだと、リボン・コントローラーでベンドをかけるくらいのイメージしか持ってなかったんですよ。でも、これにはモジュレーション・バーもあるし、グリップ部分でポルタメントがかけられたり、ホールドできたり。音をホールドさせればDビーム・コントローラーも活用しやすいですよね。きっと、ライブ・パフォーマンス性や楽器としての可能性を、ものすごく考えたうえで開発したんだろうなということが、とてもよく伝わってきます。

─ やはり音源を内蔵したことで、楽器としての完成度が大幅に向上しました。80年代以降主流のMIDIコントローラー・タイプのショルダー・キーボードですと、別途音源を用意する必要がありました。でも、AX-Synthにはショルダー・シンセに特化した音源が搭載されていますから、演奏性と音色のマッチングも優れていると思います。その音源部も、あくまでもオマケなんかではなく、ローランド・シンセとしての最新音源が搭載されているんです。

H:なるほど、そういうことなんですね。音のよさには、本当にビックリしましたよ。リード系の音もいいですし、「尺八(Shakuhachi)」なんて音色まで入ってるんですね。

─ 尺八やバイオリンなどの音色は、"音"だけでなく楽器固有の"演奏表現"までをもモデリングしたSuperNATURALテクノロジーを駆使したサウンドになっています。尺八の場合だと、モジュレーション・バーで息遣いのニュアンスをコントロールできるんです。

H:すごくリアルで、面白い。これはヤバいですよ。新時代の到来ですね。ショルダー・シンセのニューウェーブ(一同笑)。

─ 機会があれば、ぜひライブでもお使いください(笑)。

K:シンセ・ソロとか、前に出ていく時に使うといいかもね。

H:そうだね。カヨがいきなりこれを持ってステージに出てきたら、みんな超ビックリするだろうね(一同爆笑)。でもAX-Synthは、本当にすごい楽器だと思います。

─ 一方のJUNO-Diは、カヨさんのメイン・シンセJUNO-Gと同じ"JUNOシリーズ"ですが、まずは現在お使いになっているJUNO-Gのお話を聞かせてください。カヨさんは、JUNO-Gのどのような点が気に入っていますか?

K:やっぱり、使いやすさですね。操作も分かりやすいですし、特にライブで使うとなると、操作性はとても重要です。それに、鍵盤タッチもすごく好きなんですよ。一般的なシンセのように鍵盤が軽くなく、指に馴染む適度な重みがあって、とても弾きやすいです。鍵盤のタッチでプレイする感覚も変わるので、JUNO-Gのフィーリングはとてもいいですね。

─ ライブで使っているピアノやエレクトリック・ピアノ、オルガンなどの音色は、プリセットの状態から自分なりにエディットしているのですか?

K:ほんの微調整程度です。あまり大きくは変えずに、リバーブをちょっといじるとか、リリースを少しカットするとか、そのくらいです。

H:ライブでは、いろんな状況に対応できるように、音作りは極力シンプルにしているんです。それでも、JUNO-Gのサウンドはすごく抜けがいいので、かなり前に出てきてくれます。

K:本体がすごく軽いから、最初は「音も軽いのかな」って思ってたんですが(笑)、すごくしっかりとしたサウンドですし、バンドの中で演奏しても存在感のある音で演奏できると思います。

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最新音源を搭載したショルダー・シンセ&バッテリー駆動対応のモバイル・シンセ

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