Top > mnavi Works > Vol.36:注目バンド「世界の終わり」がV-STUDIO 20で簡単レコーディングを体験

works Back Number

Vol.36:注目バンド「世界の終わり」がV-STUDIO 20で簡単レコーディングを体験

私たちがバンドを始めたことで、いろんな人の
人生が動いていることをツアーで体感した

─ 今回のツアーでは、これまでのライブとは違う手応えや、楽曲が聴き手に届く感覚を体感していることと思いますが、まずはツアー前半戦を終えた現時点での感想から聞かせてください。

深瀬(以下、FK):僕としては、届いた人よりも、届かなかった人に目が行っちゃったんです。僕らの音楽を聴いてくれた人のいろんな反応を見たり聞いたりして、「そういう風に受け取られちゃうんだ」って思ったり。だから今は、僕らのことを好きな人を大事にした方がいいのか、好きじゃないと思った人を大事にした方がいいのか、そこを考えています。こういった葛藤が生まれたのは、今回が初めてでした。

▲深瀬慧(Vo&Gt)

─ それはとても興味深いお話ですね。他のみなさんは、これまでのツアーとは何か違った印象をお持ちですか?

藤崎(以下、FJ):観に来てくれたお客さんから、「バイトして貯めたお金でチケットを買いました」ってメールをもらったり、月のお小遣いだと1枚しかCDを買えないのに、その1枚に私達のCDを選んでくれたっていう話しを聞いたりすると、私たちがバンドを始めたことで、いろんな人の人生が動いてるんだなっていうことを、今、初めて体感しています。ライブの後に"出待ち"をしてくれているファンの方もいるんですが、その際に見ず知らずのファンの方同士が、その場で仲良くなったりしているんですよ。「バンドって、世界の大きな歯車になれるんだ」っていうことが分かって、すごくロマンチックに感じています。

LOVE(以下、L):ステージに出る前に客席を見ると、今までよりもたくさんのお客さんで会場が埋まっている状況が増えてきていて、緊張感も増しているんですけど、それと同時に楽しさも増えていってます。お客さん自体も、以前は「どんなバンドなんだろう?」という、ちょっと観てみようかっていう視線だったのが、今回はアルバムを聴いて、僕らを楽しみにして来てくれているという実感があります。

▲LOVE(DJ)

中島(以下、N):アルバムを聴いてライブに来てくれるお客さんというのは、やはりそれなりの期待を持ってると思うんです。アルバムって、レコーディングに向けてコンディションを整えて、そこで何テイクも録り、そこからベストな演奏を選んで作り上げた作品じゃないですか。だから、ライブでそれを上回る演奏をすることって、なかなか難しいことだとは思います。でも、ライブではライブでしか観せられないものがあると思うので、そこもよく考えつつ、アルバムを聴いてくれた人の期待に応えたい。そして、いい意味で裏切りたいという気持ちを持っています。その分、緊張の度合いも上がっていくんですが(笑)。

─ 数多くのライブをこなすうちに、アルバム制作時とは違った楽曲に対する想いが生まれてくるなど、何か内面的な変化はありましたか?

FK:僕に関しては、ないですね。

─ それだけ、楽曲を作った時点で完全に世界観ができあがっていたということですか?

FK:ん~、僕はライブといった面では、アスリートに近いのかなと思うんです。練習して、練習して、その練習通りにどこまでできるかっていう。ただ、ライブの見せ方に関しては、藤崎がものすごく考えていて。リハが終わってから本番までの間に、彼女がいろいろと僕らを指導するんです。

─ 具体的には、藤崎さんからはどのような指示があるのですか?

FK:僕の心の中にあるものを全部出すんじゃなくて、僕の心の中にあるものを見えるようにするにはどうしたらいいのかということを、彼女が教えてくれるんです。バンドとしての溢れんばかりの情熱みたいなものは、僕は基本的に持ってないので、ステージでは、僕は彼女の言うとおりにやってる感じです。......思うんですけど、それって、親が感情的に子供を怒鳴ってはいけないのと、同じ理由なんですよ。音楽でも、「本当に伝えたいことがあるのなら、感情の赴くままに歌ってはいけない」という基本的な考え方があって。伝えたいことをきちんと伝えるためには、どういう歌い方がいいのかっていうことを、彼女がいつも指示してくれるんです。もちろん音楽的な面でも。

─ なるほど。藤崎さんは、舞台監督的な役割も担ってるんですね(笑)。

FJ:(笑)。そういうことが言えるのって、この中で私しかいないと思ってるんです。なぜかと言うと、やっぱり、アーティストはカッコよくなきゃいけないと思ってるんですね。男の子がどういう時に一番カッコよく見えるのかということを分かっているのは、やっぱり女の子なんです。ですから、まず「どうやったら3人がカッコよく見えるか」というところ、......具体的には視線であったり、声の出し方を指示するんです。例えば、「大きな会場の一番後ろにいても、耳元でささやくように聴こえる声がいい」だとか、「まっすぐに飛んでいくような声で」とか。そのうえで、「この歌詞を届けるには、ここで一度落とさないと」といったような音楽的なことも、もちろん言います。ある部分を魅せるために別の部分を落とすといったような、音楽的なグラデーションを加えていくということは、クラシックで一番勉強することですから。

▲藤崎彩織(Pf)

─ 長年クラシック・ピアノを勉強してきた藤崎さんならではの視点ですね。そういう意味では、みなさんの楽曲は、いわゆるポップスの典型的なAメロ、Bメロ、サビといった構成ではなく、プログレというとちょっと語弊がありますが、ドラマチックな展開をする曲が多いですよね。それも藤崎さんのアイデアなのでしょうか?

FK:曲の展開に関しては、私よりも深瀬と中じん(中島)によるとことが大きいですね。深瀬がアイデアを出して、それを具体化するのが中じんで。

─ そういった曲構成のアイデアも含めて、曲作りはどのように行っているのですか?

N:まず、曲と詞が上がった状態で、僕と深瀬と藤崎の3人で合わせるんです。僕がドラムを叩いて、あとはピアノと歌。ドラムって言っても、電子ドラムなんですけど......あ、そうだ、ローランドのV-Drumsですよ!

▲中島真一(Gt)

FJ:そうそう! あれ、思い立って2日くらいで急に買ったんだよね(笑)。

FK:「ドラムがないと曲が進まない。このままじゃダメだ。」って言って。寝ないで、朝になるのを待って、そのまま買いに行ったよね。

FJ:よく考えたら、私たちってローランド製品だけでデモを作ってるよね。V-Drumsを叩いて、私がFP-4を弾いて、深瀬のアンプはJC-120だし。

N:ローランドなしでは、生きていけないかも(笑)。

▲ページの先頭へ

  • 次のページへ

ギタリストとバンドマンのためにデザインされたMTR感覚のPCレコーディング・パッケージ

ボスのマルチ・エフェクト/オーディオ・インターフェース/コントローラーを一体化したハードと専用ソフト「Guitar Tracks 4」がセットになったケークウォークV-STUDIO 20

Profile

世界の終わり

2007年、深瀬慧・中島真一・藤崎彩織・DJ LOVEの4人により結成されたロック・バンド。自分達の手で、ゼロから作り上げたライブ・ハウス「club EARTH」を中心に活動を行う。すっと心の琴線にやさしくタッチする限りないメロディー・センス。まだ幼さ、あどけなさを残す天性の歌声。ドラム、ベース・レスの特異な編成から生み出される独特なサウンド。独自の視点で世界を描写する、惑いのないストレートな言葉。それらすべてが奇跡的なバランスを保ち、世界の終わりを表現する。溢れ続ける才能の輝きは、彼らの音楽に触れた人々を強く、そして深く魅了する。2010年2月10日、ファースト・シングル「幻の命」をタワーレコード2ヶ月限定でリリース。そして、2010年4月7日に待望のファースト・アルバム『EARTH』をリリースした。

オフィシャル・サイト:
http://sekainoowari.jp/

Information

■CD
『EARTH』

LACD-0176
¥1,890

■LIVE
『Heart the eartH Tour』

5/30(日) ROCKS TOKYO
6/1(火) 仙台・MACANA
6/4(金) 札幌・Sound lab mole
7/10(土) 東京・渋谷O-WEST(ツアー・ファイナル)

『スペースシャワー列伝』

6/12(土) 東京・渋谷O-NEST

『SETSTOCK'10』

7/31(土) 広島・国営備北丘陵公園

『SWEET LOVE SHOWER 2010』

8/28(土)、29(日) 山梨・山中湖交流プラザ きらら(※いずれかの日に出演)

※詳細は、上記オフィシャルサイトをご覧ください。