Top > mnavi Works > Vol.40:JUNCHI.とMICHAEL(High Speed Boyz)がボス最新コンパクトPS-6&ST-2を弾きまくる!

works Back Number

Vol.40:JUNCHI.とMICHAEL(High Speed Boyz)がボス最新コンパクトPS-6&ST-2を弾きまくる!

曲を聴いた時に「この曲はどうしてほしがっているのか?」というメッセージを読み取る

─ High Speed Boyzは、結成当初から、今のようなエレクトロな要素とツイン・ギターのロックなサウンドを融合させるというコンセプトだったのですか?

JUNCHI.:いや、元々は打ち込みもほとんどなくて、いわゆる"エモ系"のバンドだったんです。そこから、本当に自然な流れでエレクトロを取り入れるようになって。

─ エレクトロな要素が加わることで、プレイ面での意識の変化はありましたか?

MICHAEL:楽曲をより音楽的にするためにはギターがどうあるべきか、すごく模索しました。High Speed Boyzのサウンドを活かしながら、ギターが出るべき所は出るし、シンセが出るポイントであればちゃんと引く。そういった駆け引きを考えるようになりましたね。

JUNCHI.:オレは、バンドの役割としてはベーシックを担当しているんですが、例えばリフであったり、「△」という曲のヘビーなバッキングだとか、"ベーシックなギターを弾く"という点に関しては、それほど意識は変わらないかな。ただ、アルペジオ1つ取っても、曲を色付ける幅は大きく広がりましたね。インディーズの頃は、それこそリフ1本で押し通すようなヘビーな曲がたくさんありましたが、今のHigh Speed Boyzではいろんなタイプの曲があるので、フレキシブルに、いろんなギターのアプローチを考えるようになりました。

▲JUNCHI.

─ その中で、思い浮かんだフレーズをギターで弾くのか、それともシンセで奏でるのかという判断は、どのようにして行っているのですか?

JUNCHI.:何だろうな......すべて、その時の感覚なんです。そういう意味では、「これは絶対ギターじゃなきゃダメだ」というような意識はないんです。例えばギター単体のリフがあって、それにユニゾンでシンセを重ねた時に「ヤバい、超カッコいい!」と思うか、「これはシンセはいらないな」と感じるか。どちらもやってみて、その結果、いい方を選ぶという作業の繰り返しですね。

MICHAEL:そこは、このバンドはボーダレスなんですよ。

─ お2人は、数えきれないほどのギター・アンプやアンプ・シミュレーターも試されているそうですが、機材のセレクトも同じ感覚ですか?

JUNCHI.:その通りです。ちょっと頭の固いギタリストだったら「ギターはチューブを通して空気を鳴らして」って言うかもしれませんが、そこにこだわりはありません。「こだわらないこと」が、こだわりと言えるかもしれませんね。

MICHAEL:こんなことを言ったら世の中のギタリストに怒られるかもしれませんが、オレもJUNCHI.もギターが大好きですけれども、このバンドでは、ギターは表現をするための道具の1つにすぎないんです。だから、使う楽器や機材自体にはこだわるけれど、曲に対して「ギターはこうでないといけない」という考えはまったく持ってないんです。ギターもシンセもパソコンも、すべて道具の1つであって、曲に対してどれがベストかという基準でサウンドをチョイスするわけです。

▲MICHAEL

JUNCHI.:絵を描く時と一緒ですよ。表現したい絵を描くのに、筆を使うのか、鉛筆がいいのか。水彩画がいいのか、油絵がいいのか。それを選ぶ感覚ですね。結局は「曲が、どんなサウンドを呼んでいるか?」、そこがすべて。だから、ベーシック・トラックを聴いた時にまず考えることは、「どういうギターを乗せるか?」ではなく、「この曲はどうしてほしがっているのか?」というメッセージを読み取ることなんです。それをギターで表現するために、大好きなビンテージ・アンプを使うこともあれば、アンプ・シミュレーターを選ぶこともあるわけです。

MICHAEL:High Speed Boyzは全員が曲を作るので、曲にも各人の個性が出るんですけど、見てるポイントが同じなので、最終的には誰の曲でもHigh Speed Boyzっぽくなるんです。全員がこのバンドのやりたいこと、やるべきことを理解しているからだと思います。

JUNCHI.:ただ、もちろんチューブ・アンプのレンジ感や温かさも知っているし、ラインのグッと引き締まったサウンドのよさも分かっていて、それを確信犯として使い分けているということです。そこが分かっているかどうかは、やっぱりプレイやサウンドに出てくると思うので、アルバムから、そこを感じ取ってくれたら嬉しいですね。

─ ちなみに、お2人はお互いをどういうギタリストだと思っていらっしゃいますか?

JUNCHI.:基本的に全然タイプが違うんですよ。High Speed Boyzでは、上モノとしてシンセが入っていたり、最近は2人でユニゾンしたりといったことも増えてますが、元々は真逆なタイプ。彼はすごくエフェクティブ。オレから見たMICHAELは、すごく曲を広げる人ですね。だから音にも華があって。

MICHAEL:反対にJUNCHI.は、とにかく真っ直ぐなんですよ。人間的にも。

JUNCHI.:ギターに関係ないじゃん(笑)。

MICHAEL:いやいや、ギターを弾く時は、本当に少年のように真っ直ぐなんです。ギターについて語る時もそう。しかも、人間的に勢いがあるので、それがそのまま音に出るんですよ。だから、鋭くて突っ込んだギターを弾きますね。それに対して、オレはフワフワした感じ。だから同じリフを弾いても、まったく雰囲気が違うんです。JUNCHI.がバッキングを弾くと攻撃的になる。そういう意味では、最高の"バッキンガー"じゃないですかね。

JUNCHI.:バッキンガー! 初めて聞いた(一同爆笑)。ベースのKENSUKEは、DJをやったりハウス・ミュージックが大好きだし、ドラムのYUSUKEは、レッド・ツェッペリンとか、まさに"ミスター70年代"というタイプ。メンバー全員が、音楽的な趣味やバックボーンがバラバラなんです。そういったキャラクターがまったく違う5人が集まると、High Speed Boyzのサウンドが生まれる。そこが、オレ達の面白さなんだと思います。

▲High Speed Boyzのメンバー。左から、MICHAEL(Gt)、YUSUKE(Dr)、JIN(Vo)、JUNCHI.(Gt)、KENSUKE(Bs)。

▲ページの先頭へ

  • 次のページへ

"ハーモニスト"と"パワー・スタック"の最新2モデルが登場

3声ハーモニーに対応し、スーパー・ベンド・モードを搭載したピッチ・シフターの進化形PS-6と、ビンテージ・スタック・アンプ特有の歪みを再現するコンパクトST-2。

Profile

High Speed Boyz

JIN(Vo)、MICHAEL(Gt)、KENSUKE(Bs)、JUNCHI.(Gt)、YUSUKE(Dr)により2008年に東京で結成された5人組ロック・バンド。2009年9月にレコード・メーカー各社争奪戦の末、ビクター・エンタテインメント内のレーベル"freedom records"より1stシングル「CHILDHOOD'S END」でメジャー・デビュー。ダンス・ミュージック的なエレクトロなサウンドと、ハードかつラウドなギター・ロックの両面を併せ持ちながら、ハートに突き刺さるような刺激的なリリックにより、新時代のロック・バンドのスタイルを提示する。2010年に入り、映画『リアル鬼ごっこ2』の主題歌として「△」を発表。7月に1stアルバム『are u docono Softpunk!?』をリリースした。

High Speed Boyzオフィシャル・サイト:
http://www.highspeedboyz.jp/

Information

■CD
『are u docono Softpunk!?』

VICL-63555
¥2,800