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Vol.47:伝説のシンセシスト、松武秀樹(Logic System)&清水信之がJUPITER-80と初対面!

従来のPCMシンセにはなかったリアルな表現力。
それをライブで演奏できるという点がJUPITER-80のすごさ

─ 最新のローランド・シンセサイザーJUPITER-80は、全音色にSuperNATURAL音色を搭載していまして、最大4つのSuperNATURALトーンを重ねて、ひとつの「ライブ・セット」を構成しています。まずは単独のSuperNATURALトーンを試していただきましたが、SuperNATURALピアノ音色はいかがでしたか?

清水:(演奏しながら)ダイナミックスの反応が、段階状にはならずにとてもスムーズだし、上の方の音域に行っても、響きがすごく自然ですね。いわゆるクラシカルな名器から、最近のポピュラー音楽向けのピアノまで、さまざまなタイプが揃ってるんですね。エレクトリック・ピアノのサウンドは、もう"それらし過ぎ"て、ちょっと気持ち悪いくらい(笑)。オルガンは、VK系統のサウンドですか?

─ はい。VKシリーズやV-Comboのコンボ・オルガン・サウンドを搭載しています。

清水:オルガンは、もうそれこそエーストーンの時代含め、ローランドにはお世話になってるから(笑)。

松武:古いなぁ。(清水)信之は、本当に古いことをよく知ってるから(笑)。

清水:アコーディオンとかハーモニカの音色も弾かせてもらえますか?

─ これらの音色の場合は、ベンド・レバーを少し倒すと、抑揚と音色の変化が加えられます。

清水:なるほど。独特のニュアンスが出せますね。

─ また、マリンバのようなマレット系の音色でベンド・レバーを倒すと......。

清水:(演奏しながら)ロールを鳴らせるんですね。うん、本当に叩いているような感じで鳴ってくれますね。4音を押さえた和音の状態でロールをさせると、ちゃんと片手に2本ずつマレットを持ってロールを叩いているような鳴り方をしてくれるのが面白いです。

─ このように、アコースティック楽器音色のモデリングに加えて、各楽器固有の奏法や楽器の振る舞いをモデリングした「ビヘイビアー・モデリング・テクノロジー(Behavior Modeling Technology)」によって、リアルタイムに、より音楽的で、楽器らしい演奏表現を実現しているんです。

清水:なるほど。ベース音色で、アサイナブル・ボタン([S1]・[S2]ボタン)を押すことでミュート奏法を表現できるのが、僕はすごく気に入りました。これは本当にリアル。すごくいいですよ。

松武:もう使いこなしてるよ!(笑) こういった楽器固有の奏法は、実際にその楽器がどういう鳴り方をするのかを知っていることが重要だから、信之みたいなマルチ・プレイヤーが弾くと、ものすごくリアルだよね。

清水:それもそうだけど、こういった表現をシンセサイザーで再現しようと考えたこと自体がすごいよね。これはきっと、ベースのことを相当理解している人が作ったんでしょうね。ベースだけじゃなく、あらゆる楽器のエキスパートが、それぞれの表現方法を開発したんだろうと思うほど、どの音色も、その表現力は非常にリアルですよ。バイオリンだって、弓で弾いている弦が変わる瞬間のニュアンスだとか、これは弓に松脂を塗り過ぎた時の感じだとか(笑)、そういった実に細かい部分まで表現できるし、それが音から伝わってくるよね。

松武:従来のPCMシンセではできなかったリアルな表現力だよね。その部分をコントロールする方法をマスターすれば、ものすごい演奏をライブですることができるんじゃないかな。

─ 表現力という部分ですと、トランペットなどの金管楽器系の音色では、レガートで弾くと、トリル演奏時に完全にピッチが上がり切らないハーフパルプのニュアンスが表現できますし、尺八で「ブロウ・センス」というパラメーターを上げ気味にすることで、尺八特有の"がなり"具合を強調することも可能です。このような単体の楽器音色、すなわちSuperNATURALトーンがたくさん内蔵されていて、それを重ねて鍵盤で演奏できるという点がJUPITER-80の最大の特徴です。SuperNATURALトーンで単品の楽器音色として弾くだけでも1つの楽器として十分に成立しますが、それらを重ねて鳴らすことで、今までにない新しいサウンドや演奏表現を生み出せるわけです。

清水:それをライブで演奏できるという点がすごいですよね。打ち込みでどうこうと言うよりも、やっぱりライブで活躍するシンセサイザーだと思います。

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SuperNATURAL音色&Behavior Modeling Technologyが生み出す究極の表現力

これまでにはない、自然で豊かな演奏表現力をプレイヤーに提供する最高のサウンドと抜群のリアルタイム性能を実現した最高峰ライブ・シンセサイザー、JUPITER-80。

Profile

松武秀樹さん、清水信之さんのプロフィール、および最新情報は、mnavi Interviewページをご覧ください。