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Vol.52:JIM(THE BAWDIES)がボスの最新コンパクト2モデルを弾きまくる!

70年代のオールドなサウンドと、現代ならではのソリッドな感覚の両面を併せ持ち、21世紀のロックンロールをかき鳴らすTHE BAWDIESのギタリスト、JIM。そんなビンテージを愛してやまない彼が対峙するのは、この9月に発表されたばかりのボス最新コンパクト・エフェクター2モデル。その手応えは一体どのようなものだったのか、じっくりと話を聞いてみよう。

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音の粒立ちがよく、激しく歪ませても音が潰れない。BC-2はコンボ・アンプ特有のヒリヒリした感じがよく出ている

─ JIMさんは、THE BAWDIESでギターをプレイする際に、どのような点に強いこだわりを持っていますか?

JIM:こだわりと言うか、僕は純粋にビンテージの楽器がすごく好きなんです。そしてロックンロールなサウンドって、ミドル成分が重要で、そこを必死に模索している感じですね。

─ THE BAWDIESはJIMさんとTAXMANさんのツイン・ギターですよね。TAXMANさんと、ギター・フレーズやサウンド面での割り振りなどで、何か意識している点はありますか?

JIM:TAXMANとは、初めて一緒にバンドをやり始めた時からずっと2人でギターを弾いてますから、フレーズや音色選びも、自然と分かれてくるんです。だから、まずはお互いに好きに弾いてみて、そこでぶつかる部分があれば調整する感じです。

─ しかもお2人は、どちらかがリード・ギターでどちらかがバッキングというような分担ではなく、2人とも多彩なプレイ・スタイルを持っている点がユニークですよね。

JIM:2人ともソロもバッキングも弾けますし、しかもソロやバッキングを弾く感じが、お互いにそれぞれ違うんですよ。そもそもロックンロールって、バッキングがとっても面白くて、そこだけでもいろいろとプレイできるんです。だから“バッキング”といってもただのバッキングじゃないし、“ソロ”といってもただのソロじゃない。そういう意味では、2人で1つのギター・フレーズを弾くようなイメージで曲を作っています。お互いが得意なサウンドも理解していますし、それをたまにあえて入れ替えてみたりすると、これがまた面白いんですよ。新曲の「RED ROCKET SHIP」も、一応は左右で僕とTAXMANの音が分かれているんですけど、リードとバッキングが途中で入れ替わったりするので、頭の中でギターがグルグル回る感覚で聴こえて、すごく気持ちいいと思いますよ。

─ では、エフェクターの音作りも、それぞれ個別に行っているのですか?

JIM:そこもお互いに、お任せですね。おそらく、フレーズを作る段階で出したい音色や音像のイメージができていて、そこも自然と2人で分かれるので、そういう意味でも2人のギターがぶつかることは少ないですね。そう言えば、シングル曲のイントロのギターの揺れですが、あれはボスのDimension C(DC-2)で作ったものなんです。最初はコーラスがいいと思って、自分でちょっとだけチューニングをズラしたギターを重ねてみたんですが、何だか自然すぎて、もう少し雰囲気を出したいと思ったんです。それならコンパクトを踏むしかないなと思っていくつか試したら、Dimension Cが一番よくて。いわゆる一般的なコーラスとは違って、ヘンテコな揺れ方がするじゃないですか(笑)。

─ 立体コーラス的な空間系エフェクターですよね。

JIM:これのラック版はレコーディング・スタジオでよく見かけますけど、それをコンパクトにしようという発想が、いかにもボスらしいというか、スゴイですよね(笑)。でもボスのコンパクトって、本当に使い勝手がいいし、分かりやすいと思います。しかも最近のモデルって、なかなかスゴイですよね。実はつい最近も、エンジニアさんとそういう話をしていたんですよ。そのエンジニアさんもビンテージが大好きで、僕らはどちらかと言うと現行モデルを認めたくないタイプなんですが(笑)、それでも「ボスの新しいエフェクターは侮れないよね」って、まさに話をしていたところだったんです。ビンテージ回顧主義の僕としては、ちょっと悔しいんですけど(笑)。

─ ありがとうございます。そこで今回、この9月に発表されたばかりの新製品2モデルをぜひJIMさんに試奏していただこうと、ご用意いたしました(笑)。まずボスCombo Drive BC-2は、ブリティッシュ・コンボ・アンプ特有のドライブ感が得られるコンパクトですが、こちらはいかがでしたか?

JIM:[SOUND]ツマミを上げていくと、コンボ・アンプの箱鳴り感というか、独特のヒリヒリした感じがすごくよく出てきますね。しかも、かなり歪みますね。それに、反応がよくて、音の立ち上がりが速いことに驚きました。

─ そのためピッキング・ニュアンスを損ねることなく、各弦の音がしっかり鳴らせるという、いわゆるアンプで作られる歪みを再現しているんです。

JIM:音の粒立ちがいいですもんね。激しく歪ませても音がグシャっと潰れない。[SOUND]ツマミを【CRUNCH】にすると、60年代ブルースっぽい音で、僕がいつも弾いているような質感にすごく近いです。

─ さらに【DRIVE】まで上げると、いわゆるアンプのパワー段が限界まで歪んで、キャビネットが震えているようなドライブ感が得られるんです。

JIM:この歪み方は強力ですね。でも、これだけ歪んでいるのに、各弦の音がきちんと見えるのがスゴイですね。ギター本体のボリュームを絞っても音がしょぼくならない点もいいと思います。逆に【CLEAN】にすると、僕らのインディーズの1st(『YESTERDAY AND TODAY』)の質感にすごく近い感じがします。今日はクリーンな小型アンプで試していますけど、真空管アンプでも鳴らしてみたいですね。大音量で鳴らすと、この歪みの質感は相当気持ちいいと思いますよ。

▲JIM氏のメイン・ギター。左はレコーディングで使用しているギブソンのレスポール・デラックスのビンテージ・モデル(72年製)で、右はライブのメインとして使用している同レスポール(カスタム・ショップ製)。

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Profile

THE BAWDIESのプロフィール、および最新情報は、mnavi Interviewページをご覧ください。

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