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Vol.54:女性シンガー・ソングライターNIKIIEがデジタル・ピアノFP-4Fのサウンドに触れる

心に真っ直ぐ届く歌詞と、優しさと激しさを持ち合わせた表情豊かなピアノで聴き手を魅了するシンガー・ソングライターNIKIIE(ニキー)。ライブ・ステージでは情熱的なプレイも披露する彼女に、この秋に行われたツアーを経た今の心境を語ってもらいながら、ピアノという楽器について、そしてグランド・ピアノの弾き心地とサウンドをコンパクトに実現した最新モデルFP-4Fの印象を語ってもらった。

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ピアノは「自分と向き合う楽器」。だから、ピアノの前では嘘をつけない

─ 9~10月に、バンド編成の『NIKIIE LIVE TOUR 2011 *(POSTSCRIPT)』と、弾き語りスタイルの『NIKIIE 弾き語り TOUR 2011 *(PIANOSCRIPT)』という2本のツアーを並行して行われましたが、今、これらのツアーを終えた感想を聞かせてください。

NIKIIE:7月にリリースした1stアルバム(『*(NOTES)』)は、自分の本質的な部分を知ってもらいたいと考えて、なかなか人に見せないような自分の中の葛藤やあがき、そしてそこから見つけた答えを歌詞やメロディで表現した楽曲を選んで収録したんです。ツアーでは、その曲を聴いてくれる人が目の前にいて、そこで歌うというわけで、改めて「伝える」ということを考えました。4月にも東京と名古屋、大阪でワンマン・ツアーを行ったんですけど、今回のツアーでは、その時以上に私の音楽を知って来てくれていると感じたので、すごくうれしく思う反面、まだ上手く伝えきれてない部分だとか、どのように受け取られるんだろうかっていう不安もありました。でも、その中に飛び込んでいくような感覚でツアーをやり終えたことで、「次はこういう曲を書きたい」という刺激も、たくさんもらいました。

─ ライブを重ねることで、1stアルバムの楽曲たちが変化していくような感覚はありましたか?

NIKIIE:曲が、よりリアルになったと思いますし、ツアーを経たことで、曲が自分の一部としてつながったという実感があります。本当に、大切な曲たちになりましたね。

─ 赤坂BLITZ公演を拝見しましたが、すごく意志が伝わってくるライブでした。

NIKIIE:ありがとうございます。今回のツアーは、アルバムの“あとがき”にしたいと思っていたんです。アルバムの楽曲たちが私にとってリアルになって、その“あとがき”を読むように曲を聴いてもらうことで、みなさんにとってもリアルなものになって欲しいと考えていました。それでも、やっぱりアルバムと同じで、ツアーも葛藤の連続でしたね。

─ そのような中で、新たな発見はありましたか?

NIKIIE:1stアルバムは「対自分」という部分で、まずはきちんと自分と向き合って、自分というものをしっかりと作ろうという意識でした。そこから次は「対相手」という部分も出していきたいです。ツアーを通して、きちんと相手と向き合える勇気も持っていたいと感じたんです。誰かと関わっていく中で、もし何かこじれてしまった時でも、自分を閉ざすのではなく、もう一度扉をノックしてみる勇気を持つことも、すべてが音楽につながっていくんだと思ったんです。誰かが隣にいるだけで、自分の中の世界とはまた違う世界が見えてくると思っています。

─ 感情を音楽で表現するうえで、バンド編成と弾き語りという2つのスタイルは、NIKIIEさんにとってどのような違いがありましたか?

NIKIIE:バンドだと、自分以外の音があることで表現の幅が広がりますし、やれることも増えるので、今回もハンド・マイクで歌ったりと、いろんな挑戦をしました。私にとっては、挑戦の場というか、一歩踏み出す場でしたね。ピアノの弾き語りだと、音数としてはピアノと私の歌しかないですけど、その2つの音の余白に、聴き手が自由に想像できる世界があると思うんです。その余白があることで、観客のみなさんと共有できる部分がたくさんあると感じています。ありのままの自分を曲にした時の私の姿勢であったり、呼吸を感じでもらえるんじゃないかと思っています。

─ そのピアノという楽器は、NIKIIEさんにとって、どのような存在ですか?

NIKIIE:ピアノって「自分と向き合う楽器」だと思っているんです。ギターは「人と対する楽器」という気がするんですよ。演奏の仕方もそうですけど、ピアノって楽器と対面して弾くので、より自分と向き合う時間が持てるように感じます。自分が感じたものをありのままに弾くことで、それが音として返ってきて、自分になる。だから、ピアノの前では嘘をつけないんです。ピアノの前に座ったら、とにかくありのままに、その時に自分が表現できることをやろうと思っています。後でもう一度やろうと思っても二度とできないようなものが、その瞬間に生まれてくると思うので、ピアノに向き合ったその時に感じたことを大切にして表現していこうと思っています。

ピアノに限らず、楽器って人が触って初めて音が鳴るものじゃないですか。しかも、同じ楽器でも触る人が違うと必ず音が変わってくる。そこが、楽器や音楽の面白さだと思います。ですから、これから楽器を始めようと思っている人は、自信を持って、自分の音楽を奏でて欲しいですね。

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Profile

NIKIIE

3歳の時にピアノを習いたいと両親に懇願し、4歳でピアノ教室へ。周りと馴染めない混沌とした日々の中、ピアノと音楽に癒され育つ。自己表現として、16歳の夏に作詞・作曲、バンド活動を始め、17歳からソロ活動を開始。オーストラリア・ホームステイ時の経験がその後の音楽活動に影響を与える。高校卒業後、茨城から上京し、ライヴを中心に都内で活動。2010年12月1日、シングル「春夏秋冬」でデビュー。同曲は12月度FMパワープレイを42局獲得、歴代女性アーティストとしての史上最多獲得記録を更新し、今年7月に1stアルバム『*(NOTES)』をリリースした。

オフィシャル・サイト:
http://www.nikiie.com/

Information

CD

『*(NOTES)』

初回盤(CD+DVD)
COZP-515~516 ¥3,200

『*(NOTES)』

通常盤(CD) COCP-36815 ¥2,800

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