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Vol.58:日本の音楽シーンを支える名ドラマーTOSHI NAGAIが最新V-Drums TD-30KV-Sでビートを奏でる!

プロ・ミュージシャンから絶大な支持を受けるドラマーTOSHI NAGAIが、V-Drums「V-Proシリーズ」の最新フラッグシップ・モデルTD-30KV-Sをプレイ。音楽、そしてドラムの真髄を知り尽くしたトップ・ドラマーの目に、V-Drumsはどのように映り、そしてどのような手応えを与えたのだろうか。そのインプレッションについて、TOSHI NAGAIの本音をたっぷりと語ってもらった。

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スネアのプレス・ロールやライド・シンバルのレガート奏法など、まったくストレスを感じない。ハイハットも実に細かいニュアンスが表現できる

─ NAGAIさんは、これまでにV-Drumsをプレイした経験はありますか?

NAGAI:GLAYのドーム・ツアーで使ったことがあるんですよ。メンバー紹介の時に、僕の番になるとメインのドラム・セットからいなくなって、「TOSHIがいない!」ってみんなが探していると、V-Drumsを叩きながらせり上がって登場するっていう演出をしたことがあって。あとは、今でも実家でドラム・クリニックをやっているんですが、地元のドラムの先生の家にV-Drumsがあって、一度紹介してもらったことがあります。その後に、エル・ネグロ・オラシオ・エルナンデスっていう、綾戸智絵さんのバックで叩いているNYのドラマーが「V-Drumsを使ってみたい」という話が僕のところに来て、今度は僕が彼にV-Drumsを紹介したり……何だかんだで、結構つながりがあるんですよ(笑)。

─ そうでしたか。NAGAIさんは電子ドラムをプレイした経験も数多くお持ちだと思いますが、V-Drumsの第一印象は覚えていますか?

NAGAI:電子ドラムは、氷室(京介)さんのライブでも使いましたよ。確か“NEO FASCIO”TOUR(1989年)の時だったかな。80年代の氷室さんの曲は打ち込みサウンドもたくさん入っていて、それをライブで再現するために、ローランドのOCTAPADを2台と、他のパッドをメインのドラム・セットに組み合わせて演奏しました。ただ当時の電子ドラムって、エレクトリックなサウンドが中心で、いわゆる“飛び道具”的な使い方をしていたので、最初はV-Drumsもその延長線上の楽器かと思っていたんです。それが全然違っていて、「これは完全にドラムだ!」と、すごく驚いた記憶があります。その後も、ブラシ奏法に対応したり、シンバル・パッドのミュートが可能になったりと、進化するたびに感動していますよ。

─ 試奏していただいた最新のTD-30KV-Sは、音源モジュールTD-30に「V-Drums SuperNATURALサウンド・エンジン」を搭載していまして、さらに自然なアコースティック・ドラム特有の気持ちよさを追求しています。

NAGAI:スネアやタムのパッドはもちろん、ライドやハイハットにしても、叩く位置で音色が変化したり、リム・ショットにしても、リムのかかり具合でいろんな音が出せたりと、プレイヤーの細かいニュアンスが表現できるという点がすごいと思いました。しかも、サウンドがすごくナチュラルですね。

─ 従来の電子ドラムでは、連打した際に同じ音色が「ダダダダ」と連続して鳴ってしまい、リズム・マシン的な音になりがちでしたが、V-Drums SuperNATURALサウンド・エンジンだと、プレス・ロールの際も1打ごとに微妙に異なる音色が鳴るようになっていて、とても自然なプレイができるんです。

NAGAI:それって、1発叩く時と連打した時とで、音色が変わるということですか?

─ はい。アコースティック・ドラムを連続して叩く場合、1打目の余韻が残っている状態で次のショットが来るために、2打目はわずかながら音色が変わります。そこもシミュレートしているんです。その音色の変化はとても微妙なものですが、その差が表現できるかどうかで、機械的な音になってしまうか、自然に聴こえるかの違いが生まれるんです。

NAGAI:なるほど。確かにその通りですね。しかも、小さな音と大きな音とで、単に音量が変わるだけでなく、音色も微妙に変わるから、スネアのプレス・ロールやライド・シンバルのレガート奏法など、プレイしていてまったくストレスを感じませんでした。ハイハットも、実に細かいニュアンスが表現できますね。

─ 今回、ハイハット(V-Hi-Hat VH-13-MG)も改良していて、単純なクローズ/オープンだけでなく、叩いた後にオープンしたり、反対に叩いてからクローズしたり、また足だけで演奏するといった表現にも対応しています。もちろん、その際の音色変化は無段階です。

NAGAI:だから自然なんですね。とにかく、小さな音で叩いた時の表現力は完璧。逆に、ピアニシモからフォルテシモに「ダン!」と強く叩いた時の破壊力を、もっとグッと出したい場合は、どうすればいいんですか? ボリュームを上げてしまうと、ピアニシモの音まで大きくなってしまいますよね?

─ 最大音量に関しては、小さなスピーカーと大型PAシステム、ヘッドホンなどで鳴らせる限界値が変わってきますから、そこは音源内部で調整できるようになっています。

NAGAI:再生環境に合わせて設定できるわけですね。確かに、自宅で小型のスピーカーで鳴らす時と、ライブのPAでは鳴らせる音が変わってくるから、そこに対応できるというのはいいことだと思います。それに、音のレスポンスも、すごくいいですね。

─ 発音のレスポンスも従来モデルと比べて究極まで速めていますので、発音の遅れが気になってグルーヴが変わってしまうとか、演奏にあたって何か調整が必要になるようなことはありません。

NAGAI:ゴースト・ノートも、まったく何の違和感もありません。フィーリングは申し分ないし、サウンド面は完璧だと思います。ブラック・クロームのルックスもカッコいいですし、バス・ドラム用のパッド(V-Kick KD-140-BC)も、重量感があってすごく安定していますね。ツイン・ペダルでプレイしても、まったく問題ありませんでしたよ。

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Profile

TOSHI NAGAIさんのプロフィール、および最新情報は、mnavi Interviewページをご覧ください。

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