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Vol.59:松本誠治(the telephones)がV-Drums TD-15KV-Sのナチュラルさと先進性を体感チェック

ポスト・パンク/ニュー・ウェイブといった多彩な音楽エッセンスを独自の解釈で凝縮し、昨年12月、さいたまスーパーアリーナ公演を成功させたthe telephones。そのダンス・ロック・ビートを刻み出すドラマー松本誠治に、ニューV-TourシリーズTD-15KV-Sを試奏してもらい、エレクトロニック・ドラムの進化について話を聞きながら、ドラマーとしての歩みを語ってもらった。

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プレイする際に、リズムではなくて、ベース・ラインや歌を歌うことで、他の楽器に意識を向けられるようになった

─ 3月26日に地元の北浦和KYARAからスタートした全国ツアー「D.E.N.W.A KINGDOM TOUR」は、前半戦を終えて、どのような感触ですか?

松本:すごくいい状態ですよ。メンバー全員、いい意味で息を抜いたり、気合を入れたりとメリハリがつけられるようになったので、すごくナチュラルにライブに臨めていると思います。1本ライブを終えたら「こうした方がいいんじゃないか」という部分も見えてくるし、それを次のライブに反映させることで、また違った景色が見えてきますから、今は純粋に、ツアーが楽しいですね。そう考えると、やっぱり昨年のニューヨーク・レコーディングと、さいたまスーパーアリーナ公演の経験はデカかったと思います。それに、スーパーアリーナでも今回のツアーのメインとなる『Rock Kingdom』や『D.E.N.W.A e.p.』の曲も演奏していたので、スーパーアリーナが今回のツアーのスタートのようにも思えるほど、しっかりとした前準備を経て、今回のツアーに臨むことができました。ツアー・ファイナルの渋谷CLUB QUATTROの6days公演は、僕らもメチャメチャ楽しみにしています。普段のライブでは見聞きできない特別な6daysにしたいし、「何かが起きるぞ!」とだけ言っておきます(笑)。

▲the telephonesのメンバー。左上から時計回りに、長島涼平(Bs/Cho)、岡本伸明(Synth/Cowbell/Cho)、石毛輝(Vo/Gt/Synth)、松本誠治(Dr)。

─ その一方で、中村弘二(iLL/LAMA)さんとコレボレーションによるCM曲では、また新しいthe telephonesサウンドが聴けて話題を集めていますね。

松本:ナカコー(中村弘二)さんが曲を持ってきて、その大きな枠の中で、自分たち流に作っていくという面白さがありました。ドラムも、基本的なキック、スネア、ハイハットくらいのシンプルな構成の中で、盛り上がりを作っていくのは新鮮でしたね。

─ このCM曲を聴いても感じましたが、最近の松本さんのプレイ・スタイルは、かなり大きく広がりましたね。

松本:それは自分でも感じます。何より今は、the telephonesを始める前より俄然音楽が好きになってるし、それはドラムのプレイにも確実に結びついていると思います。高校生の頃とかって、音楽を聴いても、自分が好きなドラムばかりに耳が向いちゃうじゃないですか。だから、プレイしていてもドラム・キットばかり見てしまう。でもドラムって、他の楽器と合奏してはじめて活きる楽器なんですよ。だからプレイする際にも、リズムではなく、ベース・ラインや歌を口ずさむんです。そうすると、他の楽器に意識が向けられるようになって、視線を変えられるから、プレイを底上げすることができるんです。そういったことを、ナカコーさんをはじめ、いろんなミュージシャンの方から学ばさせていただいて、自分も少しは成長できたかなって思っています。

─ そもそも松本さんは、いつドラムを始めたのですか?

松本:高校1年生の秋くらいだったと思います。僕は布袋(寅泰)さんが大好きで、最初はギターを手にしたんですよ。でも、イントロばかりをコピーして、バッキングになると暇に感じて(笑)。それで「ギターは違うなって」思ったんですよ。うちは3人兄弟で、一番上の兄貴がギターで、真ん中の兄貴がベースもギターも弾いていて、じゃあオレはドラムかなって(笑)。

─ それでは、ドラムは独学ですか?

松本:そうです。ライブ・ビデオを見て、本当に見様見真似でやってました。それで高校2年生の時に、バンドの付き人というか、ボーヤのようなことをやらせてもらうようになって、そこでドラムのプレイを間近に見て、覚えていきました。

─ その頃からプロを目指していたんですか?

松本:目指していたというより、そういった環境が身近なものだったんですね。ライブ・ハウスに行くのも楽しかったし、勉強になる話を聞くのもとても好きで。昔から、裏方っぽい仕事や人の手伝いをするのが好きなんですよ。でも当時は、スネアとキック・ペダルくらいしか楽器の名前も知らずに付き人を始めましたから、今考えれば、すごい怖いもの知らずですよね(笑)。

─ それから数年後に、the telephonesに参加するわけですよね。

松本:はい。21歳の時です。大学の音楽サークルで出会ったヤツが、ベースの(長島)涼平(Bs)の友人で、彼を介して涼平とコピー・バンドをやるようになったんです。当時、涼平は別のバンドもやってたんですが、「また新しいバンドをやるから、手伝ってくれない?」っていう話になって。それがthe telephonesなんです。でも、その時点では、まだバンド名も無くて。それから少し経ってスタジオに行ったら、石毛(輝:/Vo/Gt/Synth)が自信満々に「バンド名が決まった! the telephones!」って言うんですよ。「え? マジだせぇ! コイツらヤバい!」って思いました(一同爆笑)。もちろん、会ってまだ1~2週間の石毛に、そんなことは言えませんでしたけど(笑)。でも、それから7年経って、すごく愛着のある名前になりましたね。

─ 本当に、現場でドラムを学んでいったわけですね。その中で、ドラマーとして最大の山は何でしたか? それをどう克服したのか教えてください。

松本:すごく些細なことですけど、手のマメが潰れて、皮が剥けてもスタジオに入り続けたことが、自分にとっての山でした。手にスティックのタコができた時に、すごくうれしかったんですよ。練習をサボりたい時もあるし、やっていても身が入らない時もあるけど、それでもやり続けた、継続した結果のような気がして。もちろん、全然たいしたことではないし、誰もが通らないといけない基礎的な所なんですけど、でも、そこを通らないと、誰もその先には行けないじゃないですか。そこを通過できたことが、自分にとっての大きな山だったように感じています。今でも、暇さえあればスティックを握りますし、いつも持ち歩いてるんですよ。何もない日は、地元のKYARA(ライブ・ハウス)に行って、チューニングがてら、ドラムを触らせてもらうんです。日本の住宅事情を考えると、家でドラムを叩くのってすごく難しいですけど、でも考え方を変えれば、車の中でもどこでも、スティックは握れるじゃないですか。それって、他の楽器ではできない、ドラマーだけの利点だと思ってるんです。ドラマーにとって、練習も大切ですけど、まずは常にスティックに触れているという感覚は、もっと大事だと思っています。

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Profile

the telephones

2005年、埼玉北浦和にて結成。石毛輝(Vo/Gt/Synth)が創造する楽曲と、エネルギッシュな個性あふれるステージング、独自のダンサブルなエレクトロ・サウンドで動員を増やし、2009年7月、フル・アルバム『DANCE FLOOR MONSTERS』でメジャー・デビュー。2011年7月、レコーディングのために渡米し、NY在住のエンジニア、アレックス・ニューポートとフル・アルバム『Rock Kingdom』を完成させると、12月には結成6年目にして、地元であるさいたまスーパーアリーナで『SUPER DISCO Hits FINAL!!! -そして伝説へ-』を開催。2012年2月にはバンド史上初の日本語詞に挑戦したミニ・アルバム『D.E.N.W.A e.p』を発表。3月末より全国ツアー「D.E.N.W.A KINGDOM TOUR」をスタートさせ、4/29~5/7までの期間で、東京・渋谷CLUB QUATTROで6days公演を行う。

オフィシャル・サイト:
http://thetelephones.net/

Information

CD

『D.E.N.W.A e.p.』

TOCT-22313 ¥1,500

『Rock Kingdom』

TOCT-27095 ¥2,800

LIVE
『D.E.N.W.A KINGDOM TOUR』

(4/29以降の日程)

4/29(日) 東京・渋谷CLUB QUATTRO>
4/30(月) 東京・渋谷CLUB QUATTRO
5/3(木) 東京・渋谷CLUB QUATTRO
5/4(金) 東京・渋谷CLUB QUATTRO
5/6(日) 東京・渋谷CLUB QUATTRO
5/7(月) 東京・渋谷CLUB QUATTRO

『UKFC on the Road 2012』

7/25(水) 大阪・BIGCAT
7/26(木) 名古屋・CLUB DIAMOND HALL
8/1(水) 新潟・LOTS
8/2(木) 仙台・Rensa
8/14(火) 東京・新木場STUDIO COAST
8/24(金) 福岡・DRUM LOGOS

『GREEN ROOM FESTIVAL‘12』

5/19(土) 横浜・赤レンガ地区野外特設会場

『LACHIC presents SAKAE SP-RING 2012』

6/2(土) 名古屋市内ライブ・ハウス
6/3(日) 名古屋市内ライブ・ハウス
(the telephonesは、どちらか一日に出演)

マキシマム・ザ・ホルモン
『オヤジ狩られTOUR 2012』

6/14(木) 大阪・Zepp Namba

※詳細は、上記オフィシャル・サイトをご覧ください。

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