Top
mnavi Works
> Vol.59:松本誠治(the telephones)がV-Drums TD-15KV-Sのナチュラルさと先進性を体感チェック

mnavi works Back Number

ライブ・ハウスのドラム・キットに、V-Drumsで自分の音を加えられるというのは、とてもいいアイデアだと思う

─ the telephonesのライブでは、ずっとSPD-Sをお使いいただいていますが、最近、SPD-SXも使い始めたそうですね。

松本:SPD-Sは、インディーズの1stアルバム『JAPAN』を作った頃から使っています。『JAPAN』のトラックには、打ち込みやシンセも多く入っていて、でもライブはできる限り生でやろうというバンドのコンセプトがあったので、じゃあサンプリングできるSPD-Sがいいんじゃないかって思いついたんです。それから、ずっと使っています。新しいSPD-SXは、まだライブでは使っていませんが、さらに操作しやすくなっていて、エフェクトの効きも直接的で面白いです。バーンと叩いて、それにディレイをかけて、リアルタイムでフィードバックを上げていったりすると、ダブっぽいこともできるじゃないですか。シンプルな操作でアイデアをすぐに実現できるので、このスピード感はライブで活用できそうだと思って、いろいろ試しているところです。

─ V-Drumsは、これまでにプレイされたことはありますか?

松本:もちろんあります。楽器屋さんに行けば、必ずと言っていいほど置いてあるじゃないですか。だから、メンバーが楽器を見ている時とか、よく叩いてますよ(笑)。最初にメッシュ・ヘッドを叩いた時は、本当にビックリしましたもん。しかもこれ、わざわざチューニング・キーでメッシュ・ヘッドのテンションを変えられるというのが画期的だと思いました。ヘッドのテンションって、すごく繊細ですから。今回試奏したTD-15KV-Sも、ちゃんとメッシュ・ヘッドなのがうれしいですよね。SPD-SXはパーカッションという感覚でプレイするので、ゴム・パッドでも違和感はないんですけど、スネアのつもりでゴム・パッドを叩くというのは、やっぱり感覚が違うんですよ。それがV-Drumsなら、スネアがちゃんとメッシュ・パッドで、しかもヘッドのテンションも調節できるから、これは相当な練習にもなると思いますよ。

─ そのリアルなフィーリングをさらに活かせるように、新しいモデルには「V-Drums SuperNATURALサウンド・エンジン」を搭載しています。連打した際、1打ごとに微妙に違った音色が鳴るようになっているため、とても自然なロールができますし、音抜けも一切ありません。

松本:叩いていてすごく気持ちいいですし、ダイナミクスの幅もあって、本当にリアルですよね。

─ ダイナミクスも、音量の大きな方向に広げるだけでなく、手で触るくらいの繊細なプレイにも対応できるように、小さな音量の方向にも広げているんです。

松本:だから、ロールやゴースト・ノートのニュアンスも、すごく自然に表現できるんですね。シンバルも、叩く位置で音色が変わったりして、すごく繊細なプレイができます。ライドにしても、軽く叩いたつもりなのに「ジャン!」って大きく鳴ってしまうと、やっぱり違うなって感じちゃいますからね。ドラムとしてごく普通に叩けて、それでいて、できることの可能性がものすごく広がっていると思います。

─ 発音のレスポンスも、従来モデルと比べても究極の速さとなっています。

松本:叩いていて、まったく違和感はありませんでした。変な言い方になりますが、音色も、レスポンスも、あまりに普通すぎて、そういったこと自体、まったく気にならないんです。いつもドラムを叩いているのと同じ感覚。でもそこが、プレイしていて気持ちいいポイントなんでしょうね。当たり前に鳴ってくれることが、V-Drumsの一番すごいところなのかもしれません。

─ ナチュラルな演奏感という点では、シンバルやハイハットの感触はいかがでしたか?

松本:ハイハットは、クローズからオープンしていく時の音の変化もすごく自然でしたし、クローズした時に音がスパッと切れる感じも、すごくいいですね。でもこれ、普段自分が使っているハイハット・スタンドを使うと、また感触が変わってしまうんでしょうか?

─ フット・クローズやフット・スプラッシュ奏法時の感度はもちろん、クローズ時やオープン時の音は細かく設定できます(VHオフセット調整)。これを最適に調整することで、どのハイハット・スタンドでも使用いただけます。

松本:なるほど。ハイハットの感触もすごく繊細なものだから、これは重要なポイントかもしれませんね。今度、楽器屋さんで叩く時は、ハイハットの調整をやっておきます(笑)。

─ ありがとうございます(笑)。音色については、Quick EDIT機能を使うことで、素早くチューニング(TUNING)、ミュート感(MUFFLING)、スナッピーの鳴り具合(STRAINER)を調節でき、音を作り込めます。さらに新しいV-Drumsでは「どんな環境でプレイするか」という点にも着目していて、アンビエンスを調整したり、TD-15ではマルチ・エフェクトを使った音作りも可能となっています。

松本:アンビエンスって、部屋の大きさとか、壁の材質まで設定できるんですね。これはヤバいですよ(笑)。個人的には、チューニングだとか、ドラムの音作りが細かく追及できるという点がうれしいですね。プリセットをベースにして、スネアのピッチ違いのキットとかを作っていけるわけですね。

─ はい。キットは100種類まで保存できます。工場出荷時は50種類のプリセット・キットが用意されています。また、音源には拡張用トリガー入力端子も装備しているので、例えばライブの際に、音源とRT-10Sなどのアコースティック・ドラム・トリガーを持っていけば、アコースティックのキックとスネアを使いながら、自分流の音を音源から鳴らすといったことも可能です。

松本:それはいいアイデアですね。特にアマチュアだと、ドラムはライブ・ハウスにあるキットを使うのが基本だから、そこにV-Drumsで自分の音を加えられるというのは、とてもいいと思います。普段は自宅で練習や曲作りに使って、ライブの時に音源とパッドを2つだけ持っていくっていう使い方もよさそうですね。

─ スネアとフロア・タム用のVパッド(PDX-100)は、市販のタム・スタンドにも取り付けられるホルダーになっているので、アコースティックのドラム・キットにも組み込みやすくなっています。

松本:あ、本当だ! これはヤバい。よく考えてるなぁ(笑)。

Prev 1 2 3 Next

Profile

the telephones

2005年、埼玉北浦和にて結成。石毛輝(Vo/Gt/Synth)が創造する楽曲と、エネルギッシュな個性あふれるステージング、独自のダンサブルなエレクトロ・サウンドで動員を増やし、2009年7月、フル・アルバム『DANCE FLOOR MONSTERS』でメジャー・デビュー。2011年7月、レコーディングのために渡米し、NY在住のエンジニア、アレックス・ニューポートとフル・アルバム『Rock Kingdom』を完成させると、12月には結成6年目にして、地元であるさいたまスーパーアリーナで『SUPER DISCO Hits FINAL!!! -そして伝説へ-』を開催。2012年2月にはバンド史上初の日本語詞に挑戦したミニ・アルバム『D.E.N.W.A e.p』を発表。3月末より全国ツアー「D.E.N.W.A KINGDOM TOUR」をスタートさせ、4/29~5/7までの期間で、東京・渋谷CLUB QUATTROで6days公演を行う。

オフィシャル・サイト:
http://thetelephones.net/

Information

CD

『D.E.N.W.A e.p.』

TOCT-22313 ¥1,500

『Rock Kingdom』

TOCT-27095 ¥2,800

LIVE
『D.E.N.W.A KINGDOM TOUR』

(4/29以降の日程)

4/29(日) 東京・渋谷CLUB QUATTRO>
4/30(月) 東京・渋谷CLUB QUATTRO
5/3(木) 東京・渋谷CLUB QUATTRO
5/4(金) 東京・渋谷CLUB QUATTRO
5/6(日) 東京・渋谷CLUB QUATTRO
5/7(月) 東京・渋谷CLUB QUATTRO

『UKFC on the Road 2012』

7/25(水) 大阪・BIGCAT
7/26(木) 名古屋・CLUB DIAMOND HALL
8/1(水) 新潟・LOTS
8/2(木) 仙台・Rensa
8/14(火) 東京・新木場STUDIO COAST
8/24(金) 福岡・DRUM LOGOS

『GREEN ROOM FESTIVAL‘12』

5/19(土) 横浜・赤レンガ地区野外特設会場

『LACHIC presents SAKAE SP-RING 2012』

6/2(土) 名古屋市内ライブ・ハウス
6/3(日) 名古屋市内ライブ・ハウス
(the telephonesは、どちらか一日に出演)

マキシマム・ザ・ホルモン
『オヤジ狩られTOUR 2012』

6/14(木) 大阪・Zepp Namba

※詳細は、上記オフィシャル・サイトをご覧ください。

ページの先頭へ